『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』

投稿者: | 2022年7月7日

かなり前ですが、3月30日、川崎市アートセンター・アルテリオ小劇場で、人形劇団ひとみ座の『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』を見てきました。

人形劇団ひとみ座は、1948年の創設の専門(プロ)劇団です。私は、『イヌの仇討』『かわいいサルマ』『ごきげんなすてご』『おしいれのぼうけん』を、見たことがあります。

今回は、公演の題名に魅かれて、川崎まで足を運びました。ちなみに原作は、廣嶋玲子の『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(偕成社刊)。「原作は2018年度・2020年度の「子どもが選ぶ!子どもの本総選挙」で、2年連続ベスト10入り。映画化・アニメ化した、今の子どもたちに大人気の児童書」ということです。

会場は、学童保育らしい団体がはいっていて、私の席は後ろの隅でした。開演前、客席の後ろに設けられた駄菓子屋で、子どもたちがチケットについているクーポン券で、お菓子を買っています。楽しそうで、とてもいいかんじです。

ストーリーは、「幸運な人だけがたどりつける、ふしぎな駄菓子屋。そこには魅惑の駄菓子が並ぶ。女店主・紅子がすすめる駄菓子は、どれもその人にぴったりのもの。でも、食べ方や使い方を間違えると、とんでもないことが起こります」

「今回訪れるのは、「たいやきを食べたい男の子」や「盗みが上手くなりたい泥棒」など、個性的な人たちばかり。 果たして彼らの望みは叶うのか? そして、紅子をライバルと目する「たたりめ堂のよどみ」も現れ、物語は更なる展開を迎えます」というもの。

小道具の駄菓子は、「スピーチジュース」とか、「怪盗ロールパン」とか、「釣り鯛焼き」とか、子どもたちが好きそうなものが、出てきました。

紅子の人形は大きくて、独特の存在感がありました。音響もよかったと、記憶しています。ちょっと思ったのは、「よどみの人形も、紅子と同じくらい大きければ、バランスがとれていたのでは」ということでした。

観劇後は、お腹が空いたので、新百合ヶ丘北口のジョナサンで、クリスプチキンバスケット、生ビール。(大人は、駄菓子よりも、ビールかも)。幸せな時間でした。