かなり前ですが、アマゾン・プライムで、映画の『ぼくたちの哲学教室』(字幕版)』(2021年、アイルランド、イギリス、ベルギー、フランス)を見ました。
演劇教育のワークショップで、「哲学対話(身近な疑問や正解のない問いについて、参加者が対等な立場で考え、言葉を交わしながら思考を深めていく活動)」に参加したことがあり、それに関係があるのかなと、興味を持っていました。(実際には、直接の関係はありませんでしたが)。
キャッチコピーは、「やられたら、やりかえす? それでいいの?」。
映画は、北アイルランドのベルファストにある、カトリック系の小学校で行われている、「哲学の授業」を2年間にわたり記録したドキュメンタリー作品です。
「舞台は、プロテスタントとカトリックの対立(北アイルランド紛争)が長く続き、現在も分断の記憶と「平和の壁」が残るベルファスト。ホーリークロス男子小学校のケヴィン・マカリービー校長は、子どもたちが暴力や報復の連鎖に巻き込まれないよう、対話によって問題を解決する術として「哲学」を教育に取り入れた。
スキンヘッドでエルヴィス・プレスリーを愛する個性的な校長のもと、4-11歳の子供たちが、クラスでの話し合いを通じて、異なる意見に耳を傾け、自らの思考を整理し、言葉にする方法を学んでいく姿を描く」というものです。
印象に残っているのは、校長先生と、親から「やられたら、やり返せ」と言われてきた児童のロール・プレイング(即興劇)。児童の役をとった校長先生が、「いじめられた。でも、やり返したくはない。話しあって、仲直りしたい」と、親の役割をとった児童に話しかけます。すると親の役割をとった児童は、すこし考えて、「それもいいだろう」と答えます。まさに、演劇教育です。
「そろそろ、演劇や教育関連の本や漫画や映画や舞台からは、離れようかな」と思ったりもしますが、(まったく、お金にならないので)、気がつくと新作や話題作のメモをとっています。さて今後、どうなることやら。