『関ヶ原』

かなり前ですが、テレビで録画しておいた映画、『関ヶ原』(2017年)を見ました。

「日本アカデミー賞を、多数受賞した」と聞いていたのと、岡田准一のファンなので、録画しておいたものです。

(私は、あまり時代劇を見ません。映画で見た時代劇は、『のぼうの城』以来かもしれません)。

「司馬遼太郎の国民的ベストセラー小説を映画化。豊臣家への忠義から立ち上がる石田三成と、天下取りの野望を抱く徳川家康。ふたりの武将が向き合った戦国史上最大の合戦『関ケ原の戦い』を描く」ということです。

主演の岡田准一は、存在感があり、かっこよかったです。ジャニーズ出身ですが、いい年のとりかたをしているなと思います。有村架純も、印象深い演技で、かわいかったです。役所広司は、ちょっとあくが強いかんじでした。

映画全体の評価としては、いまひとつです。登場する大名たちがみな、とても早口で喋っていて、聞きとりづらかったこと。3冊の原作本を、2時間におさめたせいか、ストーリーを追うのが大変だったことが、理由です。

あと、「合戦のシーンは、映画館の大きなスクリーンで見たかったな」と思いました。

『ランボー ラスト・ブラッド』

昨日は、近くの映画館で、『ランボー ラスト・ブラッド』(2019年、アメリカ)を見てきました。4か月ぶりの映画館での鑑賞です。

梅雨のため、家に籠もることにも飽き、コロナの影響で、旅行にも出られず、気分転換の必要を感じて、いきました。レイトショーで、1400円。

シルヴェスター・スタローン主演の人気アクション映画、『ランボーシリーズ』の第5作目かつ完結編ということです。

私は、『ロッキー』と『ランボー』の映画は、すべて見ています。ある評論家が、「この2つのシリーズには、現代のアメリカが凝縮されている。『アメリカン・ドリーム』と『ベトナム戦争に進んだ愚かさ』だ」と書いていましたが、そのとおりだと思います。

「グリーンベレーの戦闘エリートとして活躍していたジョン・ランボーは、いまだベトナム戦争の悪夢に苛まれていた。ランボーは祖国アメリカへと戻り、故郷のアリゾナの牧場で古い友人のマリア、その孫娘ガブリエラとともに平穏な日々を送っていた」

「しかし、ガブリエラがメキシコの人身売買カルテルに拉致されたことで、ランボーの穏やかだった日常が急転する。娘のように愛していたガブリエラ救出のため、ランボーはグリーンベレーで会得したさまざまなスキルを総動員し、戦闘準備をスタートさせる」というストーリーです。

人身売買という、重いテーマが含まれています。ハッピーエンドでは、ありません。『エクスペンダブルズ』のシリーズのような、わかりやすいアクション映画ではないです。

また、後半の戦闘シーンは、ナイフで鎖骨や心臓を抉り出すといった、グロテスクな描写もあります。

たぶん、人によって、評価が分かれる映画だと思います。私の感想は、「スタローンも、年をとったなあ」、「やっぱり、『ランボー』のシリーズは、第1作がいちばんかな」でした。

『マネー・ショート 華麗なる大逆転』

かなり前ですが、テレビで録画しておいた映画、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015年)を見ました。

普段、演劇とか教育とかに関わっていると、ときどき、お金とか経済とか、まったくちがう世界に浸ってみたいと思うことがあります。コロナ・ウイルス騒ぎで、一時、手持ちの株式投資信託が暴落したことも、きっかけでした。

「映画『マネーボール』の原作者であり、アメリカを代表するベストセラー作家・マイケル・ルイスの著書、『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』に基づく、世界経済を襲ったリーマンショックの裏側でいち早く経済破綻の危機を予見し、ウォール街を出し抜いた4人のアウトローたちの真実の物語」ということです。

主人公の4人は、直接には絡みません。また、サブプライム・ローンとか、クレジット・デフォルト・スワップとか、金融用語がでてくるので、ちょっと理解が難しい部分があります。

感想としては、ストーリーについていくのが大変だったので、いまひとつかなあというかんじです。

ただ主人公の4人は、それぞれ個性的でした。ブラッド・ピットは、映画『マネーボール』に続き、主演だけでなく、プロデューサーとしても名を連ねたそうです。

あと、ラスベガスの日本食レストラン、NOBUがでてきたのには、ディーラーのお気に入りなのかなと思いました。

『沿線地図』

かなり前ですが、山田太一・脚本のテレビドラマ、『沿線地図』(1979年、全15回)を、見ました。BS12トゥエルビで再放送していたのを録画して、一気に見ました。

山田太一の名前を見つけると、無条件に録画して、見るようにしています。こういう再放送は、ありがたいです。

『岸辺のアルバム』に続き、山田太一が書き下ろす衝撃のホームドラマ。自分の子供が高校を中退し、同棲を始める。そんな出来事に直面した2組の夫婦が、相次ぐ事件を乗り越え「生きる」ということを問いかけるという、ストーリーです。

「青少年の家出とドロップアウト、自分さがしが主題」ということで、期待して見ました。(私も、まだ自分さがしをしているようなかんじなので)。まあまあ、面白かったです。

ただ、見終わって思ったのは、私は高校生の子どもたちより、その両親の視点に立つことが多かったということです。私は家庭を持っていませんが、そういう年齢になったのかもしれません。

出演者でよかったのは、児玉清、岸惠子、河原崎長一郎、笠智衆。(岸惠子は、パリに居住していたのに、このドラマのために、4か月間のスケジュールをとって来日したとか)。真行寺君枝は、いまひとつかなあ。

『万引き家族』

かなり前ですが、テレビで録画しておいた映画、『万引き家族』(2018年)を見ました。

「カンヌ国際映画祭パルムドール<最高賞>受賞。日本アカデミー賞総なめ」ということで、興味を持っていました。

もともと、是枝裕和監督の作品は、好きです。『誰も知らない』は佳作だと思っているし、『海街diary』は大好きな作品です。

「東京の下町に暮らす柴田治とその妻信代は、息子の祥太、信代の妹の亜紀、そして治の母の初枝と同居していた。家族は治と信代の給料に加え、初枝の年金と、治と祥太が親子で手がける万引きで生計を立てていた」というところから、話がはじまります。

家族のひとりひとりが、いろいろな過去を抱えていて、それらがすべて説明されないので、ちょっと理解が難しい部分があります。

また、万引きとか、児童虐待とか、青少年の性風俗とか、貧困とか、社会の暗い部分も、描かれます。ハッピーエンドでもありません。

ただ、家族6人が、海にいってはしゃぐシーンは、印象的でした。「家族って、何だろう」と考えました。そういう意味では、いい作品でした。

『パラサイト 半地下の家族』

かなり前ですが、近くの映画館で、『パラサイト 半地下の家族』(2019年)を見てきました。メンズ・デーで、1100円。

「韓国映画として史上初となるカンヌ国際映画祭パルムドール<最高賞>受賞。アカデミー賞®最多4部門受賞」ということで、興味を持っていました。

「全員失業中。日の光も、電波も弱い『半地下住宅』で暮らす貧しいキム一家。大学受験に失敗し続けている長男ギウは、ある理由からエリート大学生の友達に家庭教師の仕事を紹介される。身分を偽り訪れた先は、IT企業を経営するパク社長一家が暮らす『高台の大豪邸』」

「思いもよらぬ高給の『就職先』を見つけたギウは、続けて美術家庭教師として妹ギジョンを紹介する。徐々に『パラサイト』していくキム一家。しかし、彼らが辿り着く先には、誰にも想像し得ない衝撃の光景が待ち構えていた―」というストーリーです。

ハッピーエンドではないのですが、意外な展開に、はらはらしながら、面白く見ました。そして帰り道で、「いま世界が直面している貧富格差」についても考えました。

カナダのトロントで、アパート探しをしていたとき、半地下の貸部屋を見たことがあります。暗くせまい部屋で、「こんなところには、住みたくないなあ」と思いました。

それにしても、映画館で映画を見たのは、昨年2月の『ボヘミアン・ラプソディ』以来です。もっと、心に栄養を届けなければなりません。

『最高の人生の見つけ方』

先週の土曜日は、アマゾン・プライムで、パソコンの画面で、日本の映画、『最高の人生の見つけ方』(2019年)を見ました。399円。

昨年末、「どうしても見たい」と思っていた映画でした。9月に逝去した叔父の影響もあったと思います。

家庭のために生きてきた幸枝と、会社のために生きてきたマ子。全く違う世界に暮らしてきた2人が偶然に出会い、自分たちの唯一の共通点は余命宣告を受けたことだと知る。

主婦業と仕事以外に何もやりたいことのない人生の虚しさに気づいた幸枝とマ子は、たまたま手にした12歳の少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を実行する無謀な旅に出る、というストーリーです。

流れに多少無理はあるのですが、印象的なシーンの多い映画でした。「スカイダイビングをする」、「ももクロのライブに行く」、「日本一のパフェを食べる」、「好きな人に告白する」。どれも、なかなかできないことです。

そして、ただ楽しむだけではありません。ひきこもりの息子、借金から逃げた父親など、自分の家族と向きあう難しさも、描いています。

主演は、吉永小百合と天海祐希。どちらも大女優ですが、吉永は静の美しさ、天海は動の美しさがありました。共演のムロツヨシ、満島ひかりも、よかったです。(ムロのコンサートでのはじけぶりは、見ていて楽しかったです)。

ラストは、意外な展開になるのですが、見終わったあとに、すがすがしくなれる映画でした。竹内まりやの主題歌もいいです。

見終わってから、終活に関しても、考えました。「TO DO リスト」や「宝地図」はつくっていますが、「死ぬまでにやりたいことリスト」も、つくろうと思います。

それにしても、映画を見たのは、ほぼ半年ぶり。もっと、心に栄養を届けないといけません。

『余命1ヶ月の花嫁』

かなり前ですが、アマゾン・プライムで、パソコンの画面で、無料の映画、『余命1ヶ月の花嫁』(2009年)を見ました。

入院していた叔父の看護をしていた期間(昨年の6月から9月)、唯一見た映画だと思います。疲れ切ったなかで、その題名に魅かれるようにして見ました。

テレビのニュース番組でとりあげられて、話題となり、映画になったことは知っていました。「売名行為、お金目当てでは」といった、中傷があったことも聞いていました。

イベントコンパニオンとして働く長島千恵は、ある展示会場で知り合った会社員・赤須太郎から交際を申し込まれた。乳がんと診断されていた千恵は、悩みながらも交際をスタートさせることに。

しかし数ヵ月後、自分の病気のこと、そして胸を切除しなければならないことを告白。太郎に別れを告げたまま、姿を消してしまう。

千恵を追って屋久島にたどり着いた太郎は、「俺は変わらない。一緒に頑張ろう」と彼女に伝える。その言葉に動かされ、千恵は再び太郎と生きていくことを決意するが・・・というストーリーです。

もう途中から、ぼろ泣きでした。とくに、友人たちがサプライズで、結婚式を挙げるシーンは、涙が止まりませんでした。

映画や小説で、これだけ泣いたのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』、『いま、会いにゆきます』、『君の膵臓をたべたい』以来かもしれません。主演の榮倉奈々、瑛太は、よかったです。

人間は、ときに砂漠で水をもとめるように、映画や小説や演劇を欲するのかもしれません。

『レッド・オクトーバーを追え!』

ちょっと前ですが、連休中に、テレビで録画しておいた映画、『レッド・オクトーバーを追え!』(1990年、アメリカ)を見ました。

潜水艦に関する話は、わりと好きです。まず、20年くらい前、かわぐちかいじの潜水艦の漫画、『沈黙の艦隊』に、はまりました。(全巻揃えて、4回くらい通読しました)。

映画では、『クリムゾン・タイド』や『U・ボート』を見ています。外界と限られた接触しかない特殊な環境のなかでのやりとりに、魅かれました。

この映画は、何回か、飛行機での移動中に、見ようとしたのですが、最後まで見られず、いつかゆっくり見ようと思っていました。

「トム・クランシーのベストセラー小説を、ショーン・コネリー主演で映画化したサスペンス・アクション。ソ連の最新型原子力潜水艦が突然姿を消す。対応に苦悩したCIAは、艦長の真意を探るために、ひとりの男を送り込む」ということです。

ショーン・コネリーは、存在感がありました。「なぜロシア人が、英語を話すのか」という疑問もありますが、まあいいとしましょう。(映画は、日本語字幕版でした)。

また、米ソ冷戦時代の設定で、ちょっと古いかんじもするのですが、緊迫感がありました。評価はわりと高いです。

『Ryuichi Sakamoto: CODA』

ちょっと前ですが、連休中に、テレビで録画しておいた映画、『Ryuichi Sakamoto: CODA』(2017年、日本・アメリカ)を見ました。

世界的にもっとも有名な日本人のひとりが、何をしているのか、知りたいと思いました。

「世界的音楽家、坂本龍一に、2012年から5年間の密着取材によって実現した、初の劇場版ドキュメンタリー映画」

「5年間の密着撮影を通して、インタビュー、プライベート映像、過去のアーカイヴ映像と共に、YMOの時代から映画音楽作曲家としての成功、近年の社会・環境問題、闘病生活まで迫った作品 」ということです。

映画は、東日本大震災の地を訪れた映像から、始まります。ハンドカメラで撮ったのか、音の荒れが気になりました。

そのあとも、インタビューやいろいろな映像が流れてくるのですが、ちょっと編集に難があるのではと思いました。きちんと時系列で、ナレーションをいれたほうが、わかりやすかったと思います。

映画としての評価は、あまり高くないです。テレビのドキュメンタリーだとしたら、及第点ですが。