『最高の人生の見つけ方』

先週の土曜日は、アマゾン・プライムで、パソコンの画面で、日本の映画、『最高の人生の見つけ方』(2019年)を見ました。399円。

昨年末、「どうしても見たい」と思っていた映画でした。9月に逝去した叔父の影響もあったと思います。

家庭のために生きてきた幸枝と、会社のために生きてきたマ子。全く違う世界に暮らしてきた2人が偶然に出会い、自分たちの唯一の共通点は余命宣告を受けたことだと知る。

主婦業と仕事以外に何もやりたいことのない人生の虚しさに気づいた幸枝とマ子は、たまたま手にした12歳の少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を実行する無謀な旅に出る、というストーリーです。

流れに多少無理はあるのですが、印象的なシーンの多い映画でした。「スカイダイビングをする」、「ももクロのライブに行く」、「日本一のパフェを食べる」、「好きな人に告白する」。どれも、なかなかできないことです。

そして、ただ楽しむだけではありません。ひきこもりの息子、借金から逃げた父親など、自分の家族と向きあう難しさも、描いています。

主演は、吉永小百合と天海祐希。どちらも大女優ですが、吉永は静の美しさ、天海は動の美しさがありました。共演のムロツヨシ、満島ひかりも、よかったです。(ムロのコンサートでのはじけぶりは、見ていて楽しかったです)。

ラストは、意外な展開になるのですが、見終わったあとに、すがすがしくなれる映画でした。竹内まりやの主題歌もいいです。

見終わってから、終活に関しても、考えました。「TO DO リスト」や「宝地図」はつくっていますが、「死ぬまでにやりたいことリスト」も、つくろうと思います。

それにしても、映画を見たのは、ほぼ半年ぶり。もっと、心に栄養を届けないといけません。

『余命1ヶ月の花嫁』

かなり前ですが、アマゾン・プライムで、パソコンの画面で、無料の映画、『余命1ヶ月の花嫁』(2009年)を見ました。

入院していた叔父の看護をしていた期間(昨年の6月から9月)、唯一見た映画だと思います。疲れ切ったなかで、その題名に魅かれるようにして見ました。

テレビのニュース番組でとりあげられて、話題となり、映画になったことは知っていました。「売名行為、お金目当てでは」といった、中傷があったことも聞いていました。

イベントコンパニオンとして働く長島千恵は、ある展示会場で知り合った会社員・赤須太郎から交際を申し込まれた。乳がんと診断されていた千恵は、悩みながらも交際をスタートさせることに。

しかし数ヵ月後、自分の病気のこと、そして胸を切除しなければならないことを告白。太郎に別れを告げたまま、姿を消してしまう。

千恵を追って屋久島にたどり着いた太郎は、「俺は変わらない。一緒に頑張ろう」と彼女に伝える。その言葉に動かされ、千恵は再び太郎と生きていくことを決意するが・・・というストーリーです。

もう途中から、ぼろ泣きでした。とくに、友人たちがサプライズで、結婚式を挙げるシーンは、涙が止まりませんでした。

映画や小説で、これだけ泣いたのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』、『いま、会いにゆきます』、『君の膵臓をたべたい』以来かもしれません。主演の榮倉奈々、瑛太は、よかったです。

人間は、ときに砂漠で水をもとめるように、映画や小説や演劇を欲するのかもしれません。

『レッド・オクトーバーを追え!』

ちょっと前ですが、連休中に、テレビで録画しておいた映画、『レッド・オクトーバーを追え!』(1990年、アメリカ)を見ました。

潜水艦に関する話は、わりと好きです。まず、20年くらい前、かわぐちかいじの潜水艦の漫画、『沈黙の艦隊』に、はまりました。(全巻揃えて、4回くらい通読しました)。

映画では、『クリムゾン・タイド』や『U・ボート』を見ています。外界と限られた接触しかない特殊な環境のなかでのやりとりに、魅かれました。

この映画は、何回か、飛行機での移動中に、見ようとしたのですが、最後まで見られず、いつかゆっくり見ようと思っていました。

「トム・クランシーのベストセラー小説を、ショーン・コネリー主演で映画化したサスペンス・アクション。ソ連の最新型原子力潜水艦が突然姿を消す。対応に苦悩したCIAは、艦長の真意を探るために、ひとりの男を送り込む」ということです。

ショーン・コネリーは、存在感がありました。「なぜロシア人が、英語を話すのか」という疑問もありますが、まあいいとしましょう。(映画は、日本語字幕版でした)。

また、米ソ冷戦時代の設定で、ちょっと古いかんじもするのですが、緊迫感がありました。評価はわりと高いです。

『Ryuichi Sakamoto: CODA』

ちょっと前ですが、連休中に、テレビで録画しておいた映画、『Ryuichi Sakamoto: CODA』(2017年、日本・アメリカ)を見ました。

世界的にもっとも有名な日本人のひとりが、何をしているのか、知りたいと思いました。

「世界的音楽家、坂本龍一に、2012年から5年間の密着取材によって実現した、初の劇場版ドキュメンタリー映画」

「5年間の密着撮影を通して、インタビュー、プライベート映像、過去のアーカイヴ映像と共に、YMOの時代から映画音楽作曲家としての成功、近年の社会・環境問題、闘病生活まで迫った作品 」ということです。

映画は、東日本大震災の地を訪れた映像から、始まります。ハンドカメラで撮ったのか、音の荒れが気になりました。

そのあとも、インタビューやいろいろな映像が流れてくるのですが、ちょっと編集に難があるのではと思いました。きちんと時系列で、ナレーションをいれたほうが、わかりやすかったと思います。

映画としての評価は、あまり高くないです。テレビのドキュメンタリーだとしたら、及第点ですが。

『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』

ちょっと前ですが、テレビで録画しておいた映画、『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』(2017年)を見ました。実話にもとづく作品ということで、興味を持っていました。

ときどき、青春部活作品を見たくなります。『桜の園』とか、『幕が上がる』とか、『フラガール』とか、『ウォーターボーイズ』とか、『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』とか、『スウィングガールズ』とか。

(見返りをもとめず、ひたむきに何かに打ち込む時代を、懐かしく思うのかもしれません)。

この作品は、「世界が驚いた! 24人の女子高生と1人の教師が起こした奇跡の実話、感動の映画化!  広瀬すずら若手女優が笑顔とダンスで日本中に元気を届ける、青春ミラクルストーリー!」ということです。

よかったです。「3年間の部活動を、端折りすぎ」とか、「ダンスシーンが、すくない」といった批評は、そのとおりだと思います。ただ、見ていて、涙腺が緩んできたので、それで十分かと。

教師役の天海祐希は、ちょっとオーバーアクションでした。主役の広瀬すずは、輝いていました。『海街Diary』でも印象に残りましたが、すばらしい個性です。ちょっと前の宮崎あおいを、思い起こしました。

『きみへの距離、1万キロ』

かなり前ですが、レンタルした映画のDVD、『きみへの距離、1万キロ』(2017年、カナダ)を見ました。カナダ人の監督、キム・グエンの作品ということで、興味を持っていました。

第74回ヴェネツィア国際映画祭においてヴェネツィア・デイズ部門フェデオラ賞受賞ということ。キャッチコピーは、「それは、遠隔操作な片想い」。

「北アフリカの砂漠地帯にある石油パイプライン。そこで石油泥棒を監視する小さなクモ型ロボットを、1万キロ離れたアメリカ・デトロイトから遠隔操作しているオペレーターのゴードンは、ある日、監視ロボットを通してアユーシャと出会う」

「いつも暗い表情を浮かべている彼女の事情が気になったゴードンは、監視ロボットを駆使してアユーシャの身辺を探り始める。そして、彼女の状況を知ったゴードンは、大胆な行動に出る」というストーリーです。

キム・グエン監督は、『魔女と呼ばれた少女』という、かなり重いテーマを扱った作品があって、ちょっと心配だったのですが、現代的なハッピーエンドのラブストーリーでした。

「さまざまな手段でいつでもどこでも世界の誰とでも繋がることが出来る日常、その一方で、未だ古い風習に囚われ自由な生き方さえ許されない文化-そういった対極にある現実」を、うまく描いていたと思います。

そして、主人公のひとり、リナ・エル=アラビは、きれいでした。作品の評価は、まあまあ。ひさしぶりのカナダ映画でした。

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』

昨日は、テレビで録画しておいた映画、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年、アメリカ)を見ました。

アメリカのスペースオペラである『スター・ウォーズ』シリーズの実写映画本編を補完する、実写映画スピンオフ(外伝)作品シリーズ「アンソロジー・シリーズ」の第1作品目。

ジョージ・ルーカスの長年の思いが結実した、初めて描かれるキャラクターたちによる新たな世界を描いたもうひとつの「スター・ウォーズ」。

「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」の少し前、ジェダイが滅んだ後の世界を舞台に、圧倒的勢力を持つ帝国軍の究極の兵器デス・スターの誕生と、それを阻もうとする反乱軍の名もなき戦士たち=“ローグ・ワン”の誇り高き戦いを描いた作品ということです。

私は、『スター・ウォーズ』シリーズの熱烈なファンというわけではないのですが、公開された作品は、ほぼすべて見ていると思います。

今回は、スピンオフ映画ということで、あまり期待していなかったのですが、予想をこえて、よかったです。娯楽作品というよりも、人間の愛や葛藤、友情や戦いを描いた作品だと思いました。(あとで、アマゾンのレビューを見たら、こちらも高評価でした)。

ちなみに今回は、吹替で見たのですが、(英語の音声が、聞けませんでした)、これもよかったです。字幕なしの英語版では、ストーリーをきちんと理解できたか、怪しいので。

また、見る前に、ウィキペディアのあらすじを見ようかどうか迷い、結局見なかったのですが、これも正解でした。あとで読んだら、結末まで書かれていました。

『ボヘミアン・ラプソディ』

一昨日は、近くのシネコンで、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)を見てきました。妹や友人が勧めていて、興味を持っていました。

大学の授業で、「I Was Born To Love You」を教材に使ったり、「ほめる人が多いから、映画館で見るといいと思う」と、学生にいいながら、自分が見ていないのはまずいだろうと、思っていました。

「胸アツ応援上映(拍手OK!手拍子OK!発声OK!サイリウムOK!) が楽しめる」と聞いていたので、その回にいきました。

(私は、コンサートでも、足でリズムをとったり、好きな曲は、サビをいっしょに歌ったりします。渋谷の映画館で、『山下達郎 シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012』を見たときは、いっしょに歌いたい衝動を抑えるのが大変でした)。

今回は、ファーストデイで、1100円。午後8時開演の回でしたが、金曜日のせいか、そこそこ客がはいっていました。

私は、クイーンのファンだったわけではありません。(高校生の頃は、パンク・バンドだと思っていました)。ただ、『We Will Rock You』というミュージカルは、トロントの劇場で見ていました。

また、いくつかの曲は、知っていました。タイのチェンマイで、トレッキングをしていたとき、ガイドが川を渡りながら、「We Are The Champions」を歌っていて、いっしょにサビを歌ったことを憶えています。

さて、映画ですが、「イギリスのロックバンド・クイーンのボーカルだったフレディ・マーキュリーに焦点を当て、バンドの結成から1985年に行われた『ライヴエイド』でのパフォーマンスまでを描いた伝記映画」ということです。

よかったです。クイーンの歴史やフレディの苦悩も、うまく描かれていました。フレディ自身の歌声を使った音源も、違和感ありませんでした。(メンバーのブライアン・メイやロジャー・テイラーが、音楽プロデューサーを務めたそうです)。

とくに、ライヴエイドでのシーンは、胸に迫ってきました。フレディやブライアンを演じた俳優もすごいし、エキストラを集めたというセットもすごいし、ドローンを使ったと思われる撮影も工夫されていました。

映画を見たあと、YouTube で、クイーンのライブエイドの映像を見ました。もう4回くらい見ましたが、飽きません。

『桐島、部活やめるってよ』

昨年末、レンタルした映画のDVD、『桐島、部活やめるってよ』(2013年)を見ました。

平成生まれ初の直木賞作家・朝井リョウのデビュー小説の映画化ということです。知りあいが、フェイスブックで感想を書いていて、またアマゾンのレビューもよく、興味をもっていました。

「第36回 日本アカデミー賞 6冠獲得」、「第86回 キネマ旬報 ベスト・テン 日本映画 第2位」ということです。

「バレーボール部キャプテンで、学校内の誰もが認める『スター』桐島が退部をした。彼女さえも連絡がとれず、その理由を知らされぬまま、校内のあらゆる部活や、クラスの人間関係が静かに変化していく」というストーリーです。

特典映像を見てわかったのですが、この映画は、登場人物と場所を設定したうえで、即興的に演じる、エチュードを多用していたということ。

吹奏楽部の女の子の屋上での演奏とか、映画部の男の子の映画館での恋とか、部分的に感情移入できるところはあります。

ただ、同じ時間をいくつかの視点から描いていくので、ストーリーがわかりづらく、映画としての評価は高くないです。

『カメラを止めるな!』

先週の週末は、近くのシネコンで、『カメラを止めるな!』(2017年)を見てきました。妹や友人が勧めていて、興味を持っていました。

ひさしぶりの映画館です。今回は、シネコンのポイントカードを、500円払って更新し、特典の無料鑑賞券をもらって見ました。

「監督&俳優養成スクール・ENBUゼミナールの《シネマプロジェクト》第7弾作品。2017年11月に先行公開。その後、国内及び海外の映画賞を数々受賞し、2018年6月に日本国内で凱旋上映を行った。監督・上田慎一郎にとっては初の劇場長編作品」ということです。

「なんの予備知識ももたずに、見にいくのがいい」と聞いていたので、そうしました。正解でした。面白かったです。(だから、このブログでも、あらすじは書きません)。

書けるのは、「お金をかけなくても、観客が楽しめて、感動できる映画はつくれるのだ」ということ。また、「映画づくりと演劇公演は、似ているのかもしれない」ということ。

指原莉乃、‏役所広司、木村拓哉、古舘伊知郎らも、好意的な感想をだしているそうです。私も、お勧めです。