すこし前ですが、なにもする気がなくなって、パソコンの画面で、アマゾン・プライムで無料だった映画、『ホイットニー・ヒューストン: I Wanna Dance with Somebody』(2022年)を見ました。
アメリカの人気歌手、ホイットニー・ヒューストンの生涯を描く、伝記映画です。脚本は、『ボヘミアン・ラプソディ』のアンソニー・マクカーテン。
「THE VOICEと称される圧倒的な歌声。今なお世界中の音楽シーンに影響を与え続けている歌姫ホイットニー・ヒューストン。彼女はいかにしてスターダムを駆け上がり、グレイテストソングを生み出したのか?」、「彼女を失ってから10年-一番輝いていたホイットニーの声が、歌が、圧巻のパフォーマンスが、数々のNo.1ヒットソングとともに蘇る」ということです。
映画公開時のレヴューは、それほどよくなかったようですが、私は楽しんでみました。歌手としての成功だけでなく、「父親はカネを使いこみ、夫も問題が多く、本人はドラッグに溺れる」といった暗い部分も描かれるのですが、うまくバランスがとれていました。
ホイットニー役のナオミ・アッキーも違和感なかったし、ホイットニー自身の音源もよかったです。
私は、「あなたにとって、世界の歌姫は」と訊かれれば、ホイットニー・ヒューストンとセリーン・ディオンをあげます。ベスト盤のCDも持っているし、20代の頃、よく聞きました。
大学3年の夏休みに、アメリカのアラバマ大学の短期語学研修で、はじめて海外にいったのですが、週末に、「ホイットニー・ヒューストンのコンサートにいかないか」という話がでました。そのときは、「会場まで遠いし、チケットも高い」という理由で、やめたのですが、いまから考えると、絶対にいくべきでした。
すこし前まで、大学で非常勤で英語を教えていましたが、「好きな歌手がいたら、1か月分のバイト代を使っても、いきなさい」、「海外旅行にいきたかったら、3か月分のバイト代をはたいてでも、いきなさい」、「留学したかったら、親や親戚に頭を下げて、借金をしてでも、いきなさい」、「大学時代の吸収力は、そのあとの数倍はある」と話してきました。いまも、そう思っています。
映画を見たあと、ネットで、ホイットニーのスーパーボウルでのアメリカ国歌斉唱の映像を見ました。もう5回くらい見ましたが、飽きません。圧倒されます。