『令和版 食べるなら、どっち!? 』

投稿者: | 2024年10月6日

渡辺雄二の『令和版 食べるなら、どっち!?』(2022年、サンクチュアリ出版)を、読みました。アマゾンのお勧めか何かででてきて、題名に魅かれて、図書館から借りてきました。

著者は、科学ジャーナリスト。1954年生まれ。千葉大学工学部合成化学科卒業。消費生活問題紙の記者を経て、1982年にフリーの科学ジャーナリストとなる。食品・環境・医療・バイオテクノロジーなどの諸問題を消費者の視点で提起し続け、雑誌や新聞に精力的に執筆し、現在にいたるとのこと。

キャッチワードは、「シリーズ累計発行部数27万部の大人気シリーズ最新刊! 2013年に発売された前作『食べるなら、どっち!?』から8年、生活スタイルの変化や、売れ筋商品の入れ替わりに合わせて掲載商品をリニューアルした最新版」ということ。

内容は、「スナック菓子、炭酸飲料、コンビニのおにぎり、レトルトカレー、ハム、冷凍食品、調味料……など、子どもの口に入りやすい上位200商品以上を、徹底調査! 商品に含まれる成分を客観的データをもとに分析し、添加物の危険性などを解説します」ということです。

毎日のフェイスマスク・タイム(10分間)で読むようになり、3週間で読み終えました。見開きで写真が多用されていて、読みやすかったです。

要点は、食品添加物の少ない、安全な食べ物を選びましょうということ。甘味料(アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロ-ス、ステビア)や着色料(カラメル色素、タール色素)、発色剤(亜硝酸ナトリウム)や合成保存料(ソルビン酸)は、危険度が高いということです。

私も読みましたが、『買ってはいけない』(1999年、週間金曜日)という本で、著者らが、セブンイレブンのおにぎりの合成着色料と保存料の危険性を指摘したところ、2001年、セブンイレブンは、プライベートブランドのおにぎりやサンドイッチの合成着色料と保存料を使用をやめたそうです。他のコンビニも追随したそうで、こういう変化は歓迎したいと思います。