『実家じまい終わらせました!-大赤字を出した私が専門家とたどり着いた家とお墓のしまい方』

投稿者: | 2024年2月12日

松本明子の『実家じまい終わらせました!-大赤字を出した私が専門家とたどり着いた家とお墓のしまい方』(2022年、祥伝社)を、読みました。

相続に関する本では、田中幸宏の『マンガでやさしくわかる親・家族が亡くなった後の手続き』、児島明日美・福田真弓・酒井明日子(著)、児島充(監修)の『身近な人が亡くなった後の手続のすべて』を、読んだことがあります。

この本は、松本明子の腸活本を検索する過程で、出会いました。読み物としても、面白そうだったので、図書館から借りてきました。2日で、読み終えました。

松本明子は、1966年生まれ。香川県出身。82年に日本テレビ「スター誕生!」チャンピオン大会に合格したことがきっかけで、翌年、歌手デビュー。その後、元祖バラドルとして人気バラエティー番組「DAISUKI!」「進め!電波少年」などに出演し、明るく親しみやすいキャラクターで人気を確立する。

こうした活躍の裏で、25年にわたり累計約1800万円を費やして高松市にある空き家となった実家を維持する日々を送っていたが、放置された空き家の危険性や物だらけの実家の問題などを取り上げたテレビ番組に出演する中で、実家じまいを決意。2018年に実家の売却と2トントラックで10回分の遺品整理を行なったということです。

前半は、「実家じまい」の沼の深さ冷たさが伝わってくる実体験ルポ。後半は、「では、どうすればよかったのか」を、「空き家の処分」「大量の家財整理」「墓じまい」の重要項目3つに焦点を当て、それぞれの専門家に教えてもらうという構成です。

興味深く読んだのは、前半のルポ。後半の「空き家の処分」も、参考になりました。

父の逝去にともない、千葉の自宅と、九十九里の実家を、引き継ぎました。九十九里の実家は、別荘といえば聞こえがいいですが、基本、交通の便の悪い、雑草だらけの空き家です。視力の問題から、運転免許を返納した私は、気軽にいくこともできません。また、いまのところ、隣接する畑の農作業にも興味は薄いです。

それでも、維持費(公共料金や固定資産税や火災保険料など)は、かかります。ただ、この本から、「売却のため、更地にするにも、100万円以上。賃貸にだすため、リフォームをすると、数百万から数千万円かかる」ということを学びました。しばらくは、このまま維持しようと思っています。「空き家の管理で大切なのは、近隣への挨拶」ということも、学びました。

また、山林の中にある、実家のお墓も、引き継いだのですが、私に子どもはいません。甥や姪に頼むにしても、「いつかは墓じまいも、考えなければいけないのかなあ」と思っています。難しいです。