『身近な人が亡くなった後の手続のすべて』

投稿者: | 2022年2月27日

児島明日美・福田真弓・酒井明日子(著)、児島充(監修)の『身近な人が亡くなった後の手続のすべて』(2017年、自由国民社)を、読みました。

2年半前、ひとり暮らしの叔父が逝去して、「葬儀やその後の手続きを、補佐しなければならないかも」と思い、書店で購入した本の1冊です。もう1冊は、『マンガでやさしくわかる親・家族が亡くなった後の手続き』(2016年、日本能率協会マネジメントセンター)でした。

この本は、書店で平積みで、「累計80万部超のベストセラー」ということ。著者の児島は、司法書士。福田は、税理士。酒井は、社会保険労務士。堅そうだけれど、まちがいのない本というかんじでした。

「葬儀や法要のこと、保険や年金のこと、相続手続のこと、預貯金の解約や名義変更のこと、相続税のこと。実際に身近な方が亡くなって様々な手続にとりかからなければならない方、これからそのような場面を迎える可能性がある方に、いちばん身近な参考書として活用していただけるよう、この本を作りました」

「期限に間に合うよう、二度手間にならないよう、様々な手続をわかりやすく整理しました。いつまでに何をしなければならないか、手続の流れがしっかりわかります」ということです。

結局、叔父の葬儀やその後の手続きは、叔父の弟さんが、すべて引き受けてくれたので、この本は途中まで読んで、本棚に積んでありました。今回は、伯母の相続の手続きで、父親を助けている母親を見て、ふと思いたって、読みはじめました。

読みやすい本では、ありません。ただ、必要な手続きの概要は、わかりました。「相続の手続きは、複雑で、面倒そうだな」とも思いました。

ちなみに、生命保険会社に勤めていた父親は、相続争いをたくさん見てきたせいか、「借金も遺産も、なにも残さないのが、理想」と話しています。そうかもしれません。