厚切りジェイソンの『ジェイソン流 お金の増やし方』(2021年、ぴあ)を、読みました。
芸人のマネー本ということで、興味はなかったのですが、「累計70万部突破」という帯がついた本が、ブックオフに平積みにされていて、興味を持ち、図書館で予約しました。(半年、待ちました)。
著者は、1986年、アメリカ・ミシガン州生まれ。17歳の時に、飛び級でミシガン州立大学へ入学。卒業後、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校へ進み、エンジニアリング学部コンピューターサイエンス学科修士過程修了。
現在は3姉妹のイクメンパパながら、IT企業の役員も務める二刀流芸人であり、NHK「えいごであそぼ with Orton」にレギュラー出演するほか、情報番組でコメンテーターを務め、ドラマや映画に出演するなど、幅広く活動しているということです。
「芸人でもある厚切りジェイソンによる、初のお金に関する書籍。簡単にできる、節約、資産を増やす方法、投資まで。お金を増やすため、延いては人生を豊かにするためのヒントが満載」ということです。
オンライン講座の隙間時間に、一気に読みました。きわめて真っ当な内容の本で、(私は、平均的な日本人より、お金に関する本を読んできたと思っています)、とても読みやすかったです。
第2章は、「お金を増やすための最初の第一歩は支出を減らす」とはじめていますが、そのとおりです。例えば、「必要がないならコンビニに行かない」というのも、頷けます。
第3章の「お金を増やす方法」には、「インデックスファンドに『長期・分散・積立』投資をするだけ」とか、「投資を始めたらやめない、売らない」とか、「税金を回避できる制度は徹底的に使う!」とか、書いてありますが、そのとおりです。
コラムの「『よい借金』と『悪い借金』」も、なるほどと思いました。
私は、すくない金融財産の半分を、米ドル建てMMFと外貨預金に投資していて、残りはつみたてNISAで先進国株式インデックスファンドをドルコスト平均法で買っていますが、地道に継続していこうと思いました。借金も、チャンスがあればしたいです。