『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』

投稿者: | 2022年9月3日

和田靜香の『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』(2021年、左右社)を、読みました。

『香川1区』という映画を見て、そこに出ていた、和田靜香の『選挙活動、ビラ配りからやってみた。「香川1区」密着日記』(2021年、左右社)を読み、この本も読んでみたいと思っていました。図書館で、借りました。

著者は、相撲・音楽ライター。千葉県生まれ。著書に、『世界のおすもうさん』、『コロナ禍の東京を駆ける-緊急事態宣言下の困窮者支援日記』(共に共著、岩波書店)、『東京ロック・バー物語』(シンコーミュージック)などがある。

取材協力は、小川淳也。国会議員。香川県生まれ。東京大学法学部卒。1994年自治省に入省し、2003年に民主党より衆議院議員選挙に初挑戦するも惜敗。2005年に初当選。現・立憲民主党所属の衆議院議員。

「発売1ヶ月で1万8000部突破! 前代未聞の政治問答!」、「50代、単身、フリーランス、お金なし。さらにコロナ禍でバイトをクビに。一ライターと国会議員・小川淳也さんが繰り広げた“政治問答365日”」ということです。

著者と小川淳也の問答集です。人口問題、税金、差別、移民問題、環境、エネルギー、原発問題、沖縄、民主主義、政治への参加など、著者が問いをぶつけていきます。

読みやすかったです。著者の素朴な疑問から始めているので、ありがたいです。ただ著者も、問答と同時に、本を読み、勉強していきます。そのため、子ども向けのわかりやすいガイドブックでは、ありません。

思ったのは、「最近、政治に興味がでてきているけれど、国会議員にはなれないなあ。人口問題や原発問題、沖縄など、どれをとっても、自分の考えをまとめられないしなあ」ということ。身近な問題には、自分なりの考えをもてるようになってきてはいるのですが。