かなり前ですが、前田康裕の『まんがで知る 未来への学び3-新たな挑戦』(2020年、さくら社)を読みました。
著者の本は、『まんがで知る 教師の学び-これからの学校教育を担うために』、『まんがで知る 教師の学び2-アクティブ・ラーニングとは何か』、『まんがで知る教師の学び3-学校と社会の幸福論』、『まんがで知る未来への学び-これからの社会をつくる学習者たち』、『まんがで知る 未来への学び2-教師も変革を起こす時代』を、読んことがあります。
著者は、熊本大学教育学部美術科卒業。岐阜大学教育学部大学院教育学研究科修了。公立小中学校教諭、熊本大学教育学部附属小学校教諭、熊本市教育センター指導主事、熊本市立向山小学校教頭を経て、2017年4月より熊本大学教職大学院准教授。
「いま求められる学びの姿がはっきりイメージできると評判の『まんがで知る未来への学び』シリーズ完結編です。実習生の森炎先生と教師達そして中学生達が、人口減に悩む自分たちの町という課題に対し学びを武器に立ち向かっていきます。そしてその姿に地域住民も少しずつ動かされて、大きなうねりとなって未来に向けた町づくりが始まります」とのこと。
読んだのが、かなり前なので、こまかい内容は、忘れてしまいました。また、このシリーズの特徴として、「コラム〈未来の教育を考える教養書〉」があるのですが、とくに読みたいと思うものはありませんでした。
今回は、完結編ということで、ラストはハッピーエンドになっています。著者は、「学校や教師や子どもたち、保護者や地域社会の力」を信じているから、こうなったのかもしれません。
ただ、メディアの取材や知人の話を総合すると、日本の教育現場はかなりブラック化していて、とても未来や夢を語れるようなかんじではないです。理想と現実のはざまで、自分のできる仕事、するべき仕事を模索しています。