「コドモノミライ-現代演劇とこどもたち」展

かなり前ですが、昨年の12月24日は、早稲田大学の歴史館で、「人形劇やばい!」展、演劇博物館で、「コドモノミライ-現代演劇とこどもたち」展を、見てきました。(どちらも、飛田勘文君が、キュレートしています)。

前者の展示が最終日、後者の展示が最終日前日だったせいか、平日の夕方にもかかわらず、そこそこ混んでいました。

「人形劇やばい!」展は、ひと部屋の展示。人形劇というと、NHKテレビの「チロリン村とくるみの木」とか、「ひょっこりひょうたん島」など、子ども向けのものが、思い浮かびます。

ただ、その他にも、ダーク座の骸骨の人形、人形劇団プークの姉が弟の腹を包丁で切り裂くといったグロテスクな大人向けの人形劇など、あったということ。あまり期待していなかったのですが、学びがありました。

「コドモノミライ-現代演劇とこどもたち」展は、題名から、「現代演劇のなかで、こどもたちがどう描かれているか」に焦点があるのかなあと思っていたのですが、いい意味で裏切られました。

1階と2階の展示室では、子どもたちをテーマとした大人向けの演劇だけでなく、子どもたちのための、あるいは子どもたちによる演劇についても、スペースが割かれていました。児童青少年演劇、演劇教育のコーナーもありました。

キュレーターの飛田君の、これまでのさまざまな出会いや学びが辿れるようで、とても興味深かったです。楽しみました。

それにしても、ブログとメールで確認したら、じつに2年5か月ぶりの展覧会の鑑賞でした。もっと頻繁に、心の栄養をとる機会をつくらなくてはなりません。

『第18回 日本・フランス現代美術世界展』

一昨日は、子ども会でお世話になった方と、国立新美術館で、『第18回 日本・フランス現代美術世界展』を、見てきました。

日本国際美術家協会主催の国内・公募展で、邦人作品と国際的に活躍する世界の重鎮作家の作品が見られるということです。

共通の知人である、大和田明代さんが、作品を2つ、出品しており、それを見たくていきました。初日でしたが、平日の昼間だったせいか、ゆっくり見られました。

邦人作家による作品が5割、海外の作家による作品が5割。「テーマは、自由。(個性的作品で、東洋の内の日本という土壌に培った美の今日的表現が求められる)」という選考基準のせいか、日本的なものが多かったです。

表現の仕方に、とくに傾向はなく、玉石混淆というかんじでした。(大和田さんの作品は、印象に残りました。よかったです)。

国立新美術館は、はじめていきましたが、吹き抜けのある、独創的な建物でした。ただ、地下のカフェテリアで、コーヒーを飲もうとして、その雰囲気の悪さに、とりやめました。

東京にある、日本を代表する美術館であるならば、もうすこし落ち着いた雰囲気のカジュアルレストランやコーヒーショップを、つくってほしいものです。

『椿貞雄展』

昨日は、伯母の友人と、千葉市美術館で、『歿後60年 椿貞雄 師・劉生、そして家族とともに』展を、見てきました。

いつもどおり、かぼちゃわいんで、和風ハンバーグセットを食べた後、鑑賞。展覧会は、空いていました。

椿は、1927年から亡くなるまで、千葉県船橋市に住み、制作活動を続けた。歿後60年を迎え、本展では、本人の作品だけではなく、彼の画業を考える上で欠かせない岸田劉生の作品を紹介し、市井に生きた日本人が見つめた世界を回顧するということです。

あまり期待していなかったのですが、肖像画や静物(冬瓜)の油絵、子どもが西瓜を食べる墨彩画は、よかったです。

また、同時開催の『椿貞雄をめぐって-千葉ゆかりの美術』展も、興味深かったです。市川市で暮らしていた、東山魁夷。千葉市に住んでいた、田中一村。どちらも、好きな画家です。

伯母の友人は、「田中一村をめぐる、奄美大島へのツアー」に参加したこともあるそうで、そういう旅もいいなあと思いました。

『エリック・カール展』

昨日は、世田谷美術館で、『エリック・カール展』を、見てきました。コンビニで、カラフルなチラシを見て、興味をもち、前売り券を買っていました。

7月2日で終わるので、「来週は、混むかもしれない」と思い、溜まった仕事をおいて、出かけました。JR、東西線、半蔵門線(東急田園都市線)、バスと乗り継いで、片道2時間30分かかりました。美術館は、平日にもかかわらず、そこそこ混んでいました。

エリック・カールは、1929年生まれ。アメリカで生まれ、ドイツで育ちます。20歳を過ぎて、またアメリカにもどります。『はらぺこあおむし』で有名な、絵本作家です。鮮やかな色彩感覚によって、「絵本の魔術師」といわれているそうです。

展覧会を、1時間、堪能しました。習作(下絵)は、たいしたことないと思うのですが、水彩絵の具で彩色した紙を使ったコラージュは、すばらしいです。とくに、動物の絵は、抜きんでています。天才だと思いました。

また、『はらぺこあおむし』の穴の開いている絵本は、アメリカではなく、日本の製本会社でつくられたということ。アメリカの「エリック・カール絵本美術館」も、日本の絵本美術館をモデルにつくられたことを知りました。不思議な縁です。

お土産に、『こぐまくん こぐまくん なに みているの』と『はらぺこあおむし』の絵葉書を買いました。セタビ・カフェで、ビールを飲みながら、「こういう時間も、大切だなあ」と思いました。

『ウォルター・クレインの本の仕事展』

5月5日、千葉市美術館で、『絵本はここから始まった-ウォルター・クレインの本の仕事展』を、見てきました。

連休中だったせいか、講演会があったせいか、そこそこ混んでいました。(できれば、平日にいけばいいのでしょうが、展覧会の終わる5月28日まで、ちょっと予定がはいっているので、いくことにしました)。

ウォルター・クレインは、19世紀後半にイギリスで活躍し、現代の絵本の基礎を築いた重要な画家のひとりであり、また、ウィリアム・モリスとともにアーツ・アンド・クラフツ運動を推進したデザイナーとしても知られているそうです。

わりと、よかったです。多色刷木口木版の技術を使った、全ページカラー刷りのトイ・ブック(簡易なつくりの絵本)を、何冊も見ました。黒色が際立つ、原色を多用した、繊細な絵は、印象に残りました。

お土産に、「美女と野獣」と「長靴をはいた猫」の絵葉書を買いました。(私は、展覧会にいくと、よかった作品の絵葉書を、2枚くらい買います。そして、しばらくのあいだ、書斎のドアに貼っておいて、飽きてきたら、葉書として使います)。

『ブラティスラヴァ世界絵本原画展』

昨日は、伯母の友人と、千葉市美術館で、『ブラティスラヴァ世界絵本原画展-絵本の50年、これまでとこれから』を、見てきました。

かぼちゃわいんで、和風ハンバーグセットを食べた後、鑑賞。週末だったせいか、ほどよく混んでいました。

ブラティスラヴァ世界絵本原画展(略称 BIB)は、スロヴァキア共和国の首都ブラティスラヴァで2年ごとに開催される、世界最大規模の絵本原画コンクール。

隣国のチェコ共和国と合わせてひとつの国チェコスロヴァキアであった1965年に、ユネスコと国際児童図書評議会の提唱によって、創設。1967年に初めて開催され、2015年には記念すべき25回目、50周年を迎えたそうです。

第1部は、歴代参加作品の中から、「日本の絵本の歴史50年」をふり返るものでした。BIBの歩みと大きな出来事をあわせた年表のあと、その時代の有名な日本の絵本の原画が展示されていて、自分の人生と重ねあわせながら見ました。

第2部は、参加50か国からノミネートされ、国際審査によって決定したグランプリをはじめとする「BIB 2015」の受賞作品および日本からの出品作品を紹介でした。

絵本の原画は、シンプルなもの、カラフルなもの、細かくて繊細なもの、勢いのあるものなど、いろいろあり、楽しみました。また、「日本の絵本画家のレベルは、高いなあ」と思いました。愉快な1時間でした。

それから、千葉市美術館友の会にも、はいりました。年会費、2500円。「会員の方は、いつでも無料。企画展ごとに、招待券を1枚贈呈。1年のうちに2回、友人の方と来ていただければ、ほぼ元がとれます」と聞いて、決めました。

『河井寬次郎と棟方志功』展

一昨日は、伯母の友人と、千葉市美術館で、『河井寬次郎と棟方志功-日本民藝館所蔵品を中心に』展を、見てきました。

かぼちゃわいんで、和風ハンバーグセットを食べた後、鑑賞。お昼前に、強い雨が降ったので、空いているかと思ったのですが、それなりに混んでいました。

「民芸運動の創始者として世界的に知られる柳宗悦が創設した日本民藝館には、その考えに賛同し、支えた個人作家の作品が収蔵されています。柳の思想に共鳴した陶芸家・河井寛次郎と板画家・棟方志功は、よき協力者として柳を実践面で支えた作家たちでした」

棟方志功の板画は目にしたことがあるのですが、柳宗悦や日本民藝館、河井寛次郎については、何の知識もありませんでした。

棟方志功の板画は、不思議なぬくもりがありました。河井寛次郎の陶芸は、初期の作品はなんとも思いませんが、後期の作品は、独特の味がありました。

なにより、専門分野を超えて、お互いに刺激しあい、切磋琢磨したり、協同したりできる仲間がいたのは、うらやましいなあと思いました。