『関ヶ原』

かなり前ですが、テレビで録画しておいた映画、『関ヶ原』(2017年)を見ました。

「日本アカデミー賞を、多数受賞した」と聞いていたのと、岡田准一のファンなので、録画しておいたものです。

(私は、あまり時代劇を見ません。映画で見た時代劇は、『のぼうの城』以来かもしれません)。

「司馬遼太郎の国民的ベストセラー小説を映画化。豊臣家への忠義から立ち上がる石田三成と、天下取りの野望を抱く徳川家康。ふたりの武将が向き合った戦国史上最大の合戦『関ケ原の戦い』を描く」ということです。

主演の岡田准一は、存在感があり、かっこよかったです。ジャニーズ出身ですが、いい年のとりかたをしているなと思います。有村架純も、印象深い演技で、かわいかったです。役所広司は、ちょっとあくが強いかんじでした。

映画全体の評価としては、いまひとつです。登場する大名たちがみな、とても早口で喋っていて、聞きとりづらかったこと。3冊の原作本を、2時間におさめたせいか、ストーリーを追うのが大変だったことが、理由です。

あと、「合戦のシーンは、映画館の大きなスクリーンで見たかったな」と思いました。

『演劇と教育』(第706号)

かなり前ですが、日本演劇教育連盟編集の機関誌、『演劇と教育』の第706号(2018年11+12月号、晩成書房)を、読みました。

特集のテーマは、「表現-子どもが輝くとき 2018全国演劇教育研究集会」。

まず、全劇研の講座というのは、「授業ですぐに役立つもの」と「自分で楽しめるもの」の2つに大別できるのだなと、あらためて思いました。

前者は、「演劇と教育から考える道徳教育」や「英語と遊ぼう」などが当てはまります。後者は、「TAP」や「『大声の音楽』義太夫をやって元気になりましょう!」などが当てはまります。

次に、山崎伊知郎の「げきづくり版『しくじり先生』④-部員の気持ちと顧問の指導」の文章は、経験にもとづいていて、印象に残りました。

それから、釜堀茂の「子どもの心に種をまく 部隊アート工房・げき列車『地域での演劇教育』15年の歩み」も、ライフヒストリーのようで、興味深かったです。

『ランボー ラスト・ブラッド』

昨日は、近くの映画館で、『ランボー ラスト・ブラッド』(2019年、アメリカ)を見てきました。4か月ぶりの映画館での鑑賞です。

梅雨のため、家に籠もることにも飽き、コロナの影響で、旅行にも出られず、気分転換の必要を感じて、いきました。レイトショーで、1400円。

シルヴェスター・スタローン主演の人気アクション映画、『ランボーシリーズ』の第5作目かつ完結編ということです。

私は、『ロッキー』と『ランボー』の映画は、すべて見ています。ある評論家が、「この2つのシリーズには、現代のアメリカが凝縮されている。『アメリカン・ドリーム』と『ベトナム戦争に進んだ愚かさ』だ」と書いていましたが、そのとおりだと思います。

「グリーンベレーの戦闘エリートとして活躍していたジョン・ランボーは、いまだベトナム戦争の悪夢に苛まれていた。ランボーは祖国アメリカへと戻り、故郷のアリゾナの牧場で古い友人のマリア、その孫娘ガブリエラとともに平穏な日々を送っていた」

「しかし、ガブリエラがメキシコの人身売買カルテルに拉致されたことで、ランボーの穏やかだった日常が急転する。娘のように愛していたガブリエラ救出のため、ランボーはグリーンベレーで会得したさまざまなスキルを総動員し、戦闘準備をスタートさせる」というストーリーです。

人身売買という、重いテーマが含まれています。ハッピーエンドでは、ありません。『エクスペンダブルズ』のシリーズのような、わかりやすいアクション映画ではないです。

また、後半の戦闘シーンは、ナイフで鎖骨や心臓を抉り出すといった、グロテスクな描写もあります。

たぶん、人によって、評価が分かれる映画だと思います。私の感想は、「スタローンも、年をとったなあ」、「やっぱり、『ランボー』のシリーズは、第1作がいちばんかな」でした。

『演劇と教育』(第705号)

かなり前ですが、日本演劇教育連盟編集の機関誌、『演劇と教育』の第705号(2018年9+10月号、晩成書房)を、読みました。

特集のテーマは、「笑いの起きる劇っていいね-共感を生む劇づくり」。

田代卓の論考、「笑わせて泣かせる劇づくり-その手段と有効性」は、豊富な実践にもとづいたもので、説得力がありました。

大嶋昭彦の実践、「笑いのある劇-劇づくりの実際」も、『演劇と教育』らしい、実践記録でした。

大学の同級生で、高校時代に演劇部にいた人が、「喜劇こそ、演劇。見終わって悲しくなるような演劇は、見たくない」と言っていたことを、思い出しました。(ちょっと、極端な意見だとは思いますが)。

それから、私は研究関係の雑誌を読むとき、1日に4-6ページずつ読み進めることが多いのですが、(ドリル読書と呼んでいます)、今回は移動の車中で、後半を一気に読みました。

それはそれで、興味深い記事は、それなりに記憶に残るし、いいのかなと思いました。すこし、読書のペースを上げないといけません。

『マネー・ショート 華麗なる大逆転』

かなり前ですが、テレビで録画しておいた映画、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015年)を見ました。

普段、演劇とか教育とかに関わっていると、ときどき、お金とか経済とか、まったくちがう世界に浸ってみたいと思うことがあります。コロナ・ウイルス騒ぎで、一時、手持ちの株式投資信託が暴落したことも、きっかけでした。

「映画『マネーボール』の原作者であり、アメリカを代表するベストセラー作家・マイケル・ルイスの著書、『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』に基づく、世界経済を襲ったリーマンショックの裏側でいち早く経済破綻の危機を予見し、ウォール街を出し抜いた4人のアウトローたちの真実の物語」ということです。

主人公の4人は、直接には絡みません。また、サブプライム・ローンとか、クレジット・デフォルト・スワップとか、金融用語がでてくるので、ちょっと理解が難しい部分があります。

感想としては、ストーリーについていくのが大変だったので、いまひとつかなあというかんじです。

ただ主人公の4人は、それぞれ個性的でした。ブラッド・ピットは、映画『マネーボール』に続き、主演だけでなく、プロデューサーとしても名を連ねたそうです。

あと、ラスベガスの日本食レストラン、NOBUがでてきたのには、ディーラーのお気に入りなのかなと思いました。

『演劇と教育』(第704号)

かなり前ですが、日本演劇教育連盟編集の機関誌、『演劇と教育』の第704号(2018年7+8月号、晩成書房)を、読みました。

特集のテーマは、「『道徳』と演劇教育」。

特集記事を読んだのは、ずいぶん前なので、よく憶えていません。ただ、自分の演劇教育との出会いを、思い出した気がします。

私の演劇教育との出会いは、千葉大学教育学部での「教育心理劇」についての講義でした。「教育心理劇」は、モレノの心理劇を教育に役立てるために応用するもので、「役割演劇」とか「ロール・プレイング」とも呼ばれます。

日本の学習指導要領でも、「道徳の授業における役割演劇」が明記されています。そして当時は、千葉大学教育学部附属小学校に、低い舞台のある部屋があり、「教育心理劇」の実践と研究がおこなわれていました。

脚本のない、即興を中心とした演技、観客との自由なやりとりは、私には新鮮で、引き込まれました。

その後、ある時期から、治療の要素をふくむ「教育心理劇」からは、すこし距離をとるようになるのですが、私の演劇教育の出発点であることには、変わりありません。ずいぶん昔のことですが。

それにしても、『演劇と教育』の703号を読んで、ブログに感想を書いたのが、昨年4月。ほぼ1年3か月ぶりです。すこし頑張って、バックナンバーを読んでいこうと思います。

日本児童青少年演劇協会の令和2年度定期総会

昨日、7月11日(土)は、新宿のサンパーク三平7階で、(公益社団法人)日本児童青少年演劇協会の令和2年度定期総会がありました。

総会は、いつもどおりの議事。質問も意見もなく、終了。次に、関明さんの「日本児童青少年演劇協会賞」の受賞式がありました。

「『児童青少年演劇地方巡回公演』の感想文コンクール審査員、機関紙『児童青少年演劇』の編集委員等、様々な活動を通して、児童青少年演劇の普及に貢献」ということです。

関さんとは、国際児童青少年舞台芸術協会(アシテジ)の世界大会で、2回ほど、ホテルで同室だったので、うれしかったです。

次に、CAN青芸の浅野佳沙音さんの「O夫人児童青少年演劇賞」の授賞式も、おこなわれました。

総会のあとは、懇親会。コロナの影響で、参加者は少なめ。距離を空けての宴会でしたが、ここでしか会えない人もいます。参加者のスピーチは、毎回、楽しみです。

私も、協会の会員になって、25年。今年は、近況報告から、来年3月に日本で開催されるアシテジ世界大会の宣伝、ボランティアの勧誘など、話したいことがたくさんあり、10分くらい話してしまいました。

私にとって、居心地のいい、安心して、いろいろな刺激をうけられる組織と空間です。

『青春舞台2019』

かなり前ですが、テレビで録画しておいた、NHKのEテレの『青春舞台2019』を見ました。第65回全国高等学校演劇大会の特集です。

第1回は、12の出場校の紹介とドキュメンタリー。第2回は、最優秀賞を受賞した、神奈川の逗子開成高校演劇部の『ケチャップ・オブ・ザ・デッド』の舞台でした。

私が、内木文英先生の影響で、高校演劇のファンになってから、15年がたちます。2016年は、国立劇場の優秀校東京公演を見にいけたのですが、2017年は、YouTube。2018年と2019年は、テレビでの鑑賞となりました。

まず、12校の紹介では、イギリスの古典劇、デバイジング、歴史上の出来事、ゾンビの出てくる劇と、あいかわらず、日本の高校演劇の幅は広いなと感心しました。

次に、ドキュメンタリーも、よかったです。屋久島高校に、ナビゲーターの女優、松本穂香が訪問するのですが、苦労しながら演劇に取り組む高校生の姿が、印象的でした。

それから、最優秀校の公演は、ゾンビの劇。ホラー映画を製作中の3人の青年が、本物のゾンビと遭遇して繰り広げる、ドタバタ劇なのですが、先が読めず、はらはらしました。

主演のゾンビ役の高校生は、熱演。ゾンビの独白、小道具のケチャップも効果的で、演劇の可能性を感じました。

いつか、お金がはいったら、高校総合文化祭にあわせて、日本各地を旅したいなあと思ったりします。

『沿線地図』

かなり前ですが、山田太一・脚本のテレビドラマ、『沿線地図』(1979年、全15回)を、見ました。BS12トゥエルビで再放送していたのを録画して、一気に見ました。

山田太一の名前を見つけると、無条件に録画して、見るようにしています。こういう再放送は、ありがたいです。

『岸辺のアルバム』に続き、山田太一が書き下ろす衝撃のホームドラマ。自分の子供が高校を中退し、同棲を始める。そんな出来事に直面した2組の夫婦が、相次ぐ事件を乗り越え「生きる」ということを問いかけるという、ストーリーです。

「青少年の家出とドロップアウト、自分さがしが主題」ということで、期待して見ました。(私も、まだ自分さがしをしているようなかんじなので)。まあまあ、面白かったです。

ただ、見終わって思ったのは、私は高校生の子どもたちより、その両親の視点に立つことが多かったということです。私は家庭を持っていませんが、そういう年齢になったのかもしれません。

出演者でよかったのは、児玉清、岸惠子、河原崎長一郎、笠智衆。(岸惠子は、パリに居住していたのに、このドラマのために、4か月間のスケジュールをとって来日したとか)。真行寺君枝は、いまひとつかなあ。

『まんがで知る 未来への学び2-教師も変革を起こす時代』

かなり前ですが、前田康裕の『まんがで知る 未来への学び2-教師も変革を起こす時代』(2019年、さくら社)を読みました。

著者の本は、『まんがで知る 教師の学び-これからの学校教育を担うために』『まんがで知る 教師の学び2-アクティブ・ラーニングとは何か』『まんがで知る教師の学び3-学校と社会の幸福論』『まんがで知る未来への学び-これからの社会をつくる学習者たち』を、読んことがあります。

著者は、熊本大学教育学部美術科卒業。岐阜大学教育学部大学院教育学研究科修了。公立小中学校教諭、熊本大学教育学部附属小学校教諭、熊本市教育センター指導主事、熊本市立向山小学校教頭を経て、2017年4月より熊本大学教職大学院准教授。

「前作から続く今回の舞台は、人口が減少している地方の町。そこに時間に追われ古いままのやり方を変えられない教師と町民たち、そして中学生が登場します。突破口が見当たらずあきらめてしまいたくなる状況を、学びの力で呼び覚まされた人々の思いが少しずつ変えていきます」

舞台である薬苑町で繰り広げられる人々の迷いや対立、理解や協同の過程は、まさにリアルな物語です。面白いです。

また、「STEAM教育」や「SDGs」など、復習できたのも、よかったです。教師向けのビジネス書の紹介も、ありがたいです。

ただ、コロナ危機での学校閉鎖にあたり、「都会と地方、家庭の状況(親の教育への関心とか、裕福さ)による、子どもを囲む環境の差異は、そう簡単に変えられないのでは」とも思いました。理想と現実、いろいろと自問自答しながら、生きています。