日本演劇教育連盟編集の機関誌、『演劇と教育』の第677号(2015年8+9月号、晩成書房)を、読みました。
まず、遠藤久江さんの「小学校と創る上演活動-いわき市・勿来第三小学校での取り組み」が、印象に残りました。遠藤さんは、劇団ポポの団員であり、小学生の息子さんをもつ母親でもあります。
私の叔父は、福島大学をでて、福島と東京で、小学校の教員を務めました。そして、「福島では、牧野君といっしょに、劇団ポポの創設に参加した」と聞いています。たぶん、同じ劇団です。不思議な縁だなあと思いました。
それから、市橋久生さんの「谷口幸子さんを偲ぶ」も、感慨深く読みました。なにかの研究会で、カナダの先生が演劇教育について発表したとき、谷口さんがとても興味を示してくれて、すこし話をしたことを憶えています。
冨田博之さん、石原直也さん、副島功さんと、日本演劇教育連盟を支えてきた人々が亡くなっていくのは、すこし悲しいです。