『余命1ヶ月の花嫁』

投稿者: | 2020年1月5日

かなり前ですが、アマゾン・プライムで、パソコンの画面で、無料の映画、『余命1ヶ月の花嫁』(2009年)を見ました。

入院していた叔父の看護をしていた期間(昨年の6月から9月)、唯一見た映画だと思います。疲れ切ったなかで、その題名に魅かれるようにして見ました。

テレビのニュース番組でとりあげられて、話題となり、映画になったことは知っていました。「売名行為、お金目当てでは」といった、中傷があったことも聞いていました。

イベントコンパニオンとして働く長島千恵は、ある展示会場で知り合った会社員・赤須太郎から交際を申し込まれた。乳がんと診断されていた千恵は、悩みながらも交際をスタートさせることに。

しかし数ヵ月後、自分の病気のこと、そして胸を切除しなければならないことを告白。太郎に別れを告げたまま、姿を消してしまう。

千恵を追って屋久島にたどり着いた太郎は、「俺は変わらない。一緒に頑張ろう」と彼女に伝える。その言葉に動かされ、千恵は再び太郎と生きていくことを決意するが・・・というストーリーです。

もう途中から、ぼろ泣きでした。とくに、友人たちがサプライズで、結婚式を挙げるシーンは、涙が止まりませんでした。

映画や小説で、これだけ泣いたのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』、『いま、会いにゆきます』、『君の膵臓をたべたい』以来かもしれません。主演の榮倉奈々、瑛太は、よかったです。

人間は、ときに砂漠で水をもとめるように、映画や小説や演劇を欲するのかもしれません。