かなり前ですが、なにもする気がなくなり、アマゾン・プライムで、パソコンの画面で、日本の映画、『いのちの停車場』(2021年)を見ました。
吉永小百合(『最高の人生の見つけ方』は、佳作でした)、広瀬すず(『海街diary』は、よかったです)のファンだったというのもあります。
「2021年5月、緊急事態宣言下で劇場公開されながら、興収10億円を超える大ヒットを記録。金沢の小さな診療所を舞台に、在宅医療を通して“生”に寄り添う医師と、死に向かう患者、その家族たちが紡ぎ出す物語を描いた、感動のヒューマン医療大作」という、キャッチ・フレーズです。
「東京の救命救急センターで働いていた咲和子は、ある事件をきっかけに、故郷の金沢で「まほろば診療所」の在宅医として再出発をする。様々な事情から在宅医療を選んだ患者と出会い、戸惑いながらも、まほろばのメンバーと共にいのちの一瞬の輝きに寄り添っていく。その時、最愛の父が倒れてしまい・・・」というストーリーです。
最初から、号泣でした。ティッシュの箱を手元において、ボロボロ泣きました。
老老介護、脊髄損傷により四肢麻痺となったIT企業社長、セルフネグレクトの独居老人、政府の在宅診療推進キャンペーンを指揮した後自らが末期の膵臓癌となり出身地の金沢へ戻った厚生労働省官僚、小児がんの6歳女児などがでてきます。とくに、松坂桃李と子役とのかかわりは、涙なしでは見られませんでした。
主人公の父とのかかわりで、安楽死の問題も出てきました。(私は、「末期になったら、安楽死をさせてほしい」と思っています。日本では、まだ認められていませんが)。
泣けて、考えさせられる映画でした。