「言語教育研究会」 第43回研究会

投稿者: | 2023年2月12日

かなり前ですが、昨年の12月18日は、「言語教育研究会(ケネス・グッドマン原書講読会)」の第43研究会がありました。千葉大学名誉教授の首藤久義先生を囲んで、Kenneth Goodman の『What’s Whole in Whole Language?』を読んでいく研究会です。

ZOOMでの開催。参加者は11人。(ZOOMで開催するようになってから、最多の参加人数かもしれません)。新しい参加者は、新潟大学で教えていた方でした。

最初に、近況報告。首藤先生は、「1月17日に、新刊が書店に並ぶ。いまは、SNSを使って、その告知中」ということでした。また、11月に幕張でおこなわれた、文部科学省の初等中等局教科調査官の講演を聴いた人が複数いて、その感想も共有されました。

次に、テキストの36ページを読みました。「読みの学習の技術学(Technology)は、1920-1960年にかけて、北アメリカで広がった。とくに、行動心理学が支配的だったが、この技術学は言語や言語の学習のせまい見方を内包していた」ということでした。

首藤先生いはく、「国語教育の科学化というのは、20年おきくらいに振れる」、「天井をつくるときもあるし、下から上げていくこともある。いまの日本の文部科学省は、両方とも要求している」、「折衷的に、自分でよいと思うものをとりいれては」ということでした。

その他、公文教室のプリントの話などもでたのですが、ちょっと記憶が曖昧です。やはり、すぐにまとめないと、忘れてしまいますね。反省です。

楽しい学びの時間でした。