最後に、「子どもと舞台芸術大博覧会」での学びと気づきについて、書きます。
1つめ。挨拶は、大事だということ。私は、打ち合わせのはじめには、「こんにちは」「よろしくお願いします」、仕事のおわりには、「ご苦労様」「ありがとう」と言うように、心がけました。親子ほど年齢がちがう高校生でも、こちらから挨拶をすれば、返してくれます。
2つめ。私がとまどいや寂しさを感じながら、ひとりで活動していたとき、顔を見るたびに、声をかけてくれた人は、実行委員会の中心にいる人たちでした。これは、実行委員会の中心にいる人だからできた気配りというよりも、こういう気配りができるから、そういう立場になったのだろうと思います。
3つめ。これは、すこし悲しいことですが、私はもう、若い人や初対面の人、すこしだけ顔見知りの人と、イベントの準備や運営をとおして、とても仲よくなるのは難しくなってしまったということです。これは、私の内向的な性格もありますが、年齢的なものが大きい気がします。