まず、「子どもと舞台芸術大博覧会」の前日準備について、書きます。
私が、実行委員として参加するのは、2021年3月の「第20回アシテジ世界大会/2020国際子どもと舞台芸術・未来フェスティバル」との同時開催以来。前回は、コングレス部会責任者補佐という役割で、国内ワークショップとフォーラムを担当しました。
今回は、とくに明確な役割がなく、7月29日の前日準備は、午前9時集合。午前中は、指示されるまま、甲府市総合市民会館のアリーナの舞台設営を手伝いました。大きなベニヤ板や木組みを、トラックから運びます。
午後は、いくつかのちいさな部屋の整備。子どもたちが座れるように、絨毯を敷いたり、ワークショップでダンスができるように、シートを張ったりしました。夕方は、のぼりを、水をいれたホルダーに建てる作業をしました。
私は、演劇教育を研究していますが、演劇部にいたとか、劇団にいたわけではありません。舞台設営は、わりと新鮮な体験でした。
「宮本さんは、カナダの教育や演劇教育については知っているけれど、児童青少年演劇の制作や公演の現場は、知らないよね」という人もいるので、よい経験だったとは思います。
ただ、暑いなか、マスクをして、黙々とおこなう裏方の仕事は、楽しいものではありませんでした。また、絨毯やシートの継ぎ目に、養生テープを張る作業では、腰が痛くなりました。結局、午後5時過ぎには、切りあげて、ホテルに帰ることにしました。