1月11日で、運転免許が失効しました。
私が運転免許をとったのは、大学1年の夏休み。いまから30年以上前です。同級生と、山形県の余目町の教習所の合宿にいき、取得しました。
普通自動車と自動2輪の同時教習。期間は、2-3週間。費用は、20万円くらいだったと記憶しています。(近所の教習所に通っても、ほぼ同じ費用でした)。
同世代の仲間との合宿は、わりと楽しいものでした。無料の歓迎コンパがあったり、(お酒は途中でなくなりましたが)、地元の花笠音頭のお祭りに参加したりもしました。
ただ、原付の経験のない私にとって、すべてがはじめての学びで、最短のコースでは修了できず、ひとり滞在を延長しての日程となりました。
教官からは、「免許をとったら、忘れないうちに、すぐに車を買って、運転をはじめるといいよ」と言われたのですが、大学まで自転車で通学していた私は、その必要性を感じられず、そのままにしていました。
視力が、矯正しても、0.7までしか上がらず、運転に不安を持っていたことも、影響しました。
結局、それからずっと、ペーパードライバーでした。いまでは、アクセルとブレーキの位置さえ、わかりません。免許証は、身分証明書の役割しか、果たしませんでした。
今回、更新時期を迎えて、「身分証明書としては、マイナンバーカードもあるし、免許証はなくてもいいか。更新の時間と費用も、もったいない」と考えました。
「車を買って、運転していたら、ちがう世界を体験できたのかなあ。視力が、もうすこし上がったらなあ」と思うことはあります。ただ、無理に運転して、事故を起こしては、元も子もありません。
なんとなく、ひとつの節目を迎えた気がします。