アシテジ世界大会・未来フェス②-ITYARN研究大会

投稿者: | 2021年5月2日

私にとってのアシテジ世界大会 / 未来フェスは、ITYARN(国際児童青少年演劇研究者ネットワーク、International Theatre for Young Audiences Research Network)の研究大会から、はじまりました。

アシテジは、国ごとのセンター、個人会員にくわえて、興味関心を同じくする人の集まったネットワーク会員から、組織されています。ITYARNの他には、Small size(乳幼児演劇)、Write Local. Play Global(劇作家)、International Inclusive Arts Network(包摂芸術)、Young Dance Network (ダンス)、Next Generation(次世代)が、あります。

今回の研究大会は、芸術文化観光専門職大学の飛田勘文さんを中心に、準備が進められてきました。ただ、私もITYARNの会員です。今回は、研究発表はできなかったのですが、すこしお手伝いすることになりました。

具体的には、2日目の「日本における児童青少年演劇」という分科会で、司会を務めました。

発表者は、赤松洋子さん(つくば子ども劇場)、「青少年のための演劇機会の創出、日本のつくば市での学校で」。仁科太一さん(東京学芸大学大学院)、「乳幼児演劇における物のドラマトゥルギー」。飛田勘文さん、「子どもたちと親のためのフライング・ステージ:日本の子どもたちと親の観客は、性的少数者についての演劇公演に、どう反応したか」。

赤松さんと仁科さんは、はじめての英語での研究発表ということで、リハーサルを含めて、時間をかけて準備されました。本番では、仁科さんのパワーポイント画像が、すこしぼやけるというトラブルはありましたが、時間どおりに、うまく進行したと思います。参加者からの質問もありました。

研究大会は、すべて録画されて、オンラインで見ることができたので、すこし落ち着いてから、1日目の中山夏織さん(桐朋学園芸術短期大学)の基調講演、「実現する:包摂演劇の実践とその影響」も視聴しました。ただ、残念なことに、音声がうまく録音できておらず、理解の難しいところがありました。オンライン式の難しいところでもあります。

「次の大会では、私も研究発表をしないと」と思いました。