『デスマッチよりも危険な飲食店経営の真実』

投稿者: | 2021年6月6日

すこし前ですが、松永光弘の『オープンから24年目を迎える人気ステーキ店が味わった デスマッチよりも危険な飲食店経営の真実』(2020年、ワニブックス)を、読みました。

川田利明の『開業から3年以内に8割が潰れるラーメン屋を失敗を重ねながら10年も続けてきたプロレスラーが伝える「してはいけない」逆説ビジネス学』を読んだあと、アマゾンのページを見ていたら、お勧めででてきました。

著者は、ステーキハウス『ミスターデンジャー』店長/元プロレスラー。1966年生まれ。高校時代は相撲でインターハイに出場後、誠心会館などで空手を学び、士道館杯にて全日本3位の実績を残す。その後、FMWの旗揚げに誠心会館所属として参戦。同団体の旗揚げ日である1989年10月6日にデビュー。

1992年からはW★INGに参戦。その後も各団体で激闘を繰り広げる一方、ステーキハウスで修業を積み、1997年にステーキハウス『ミスターデンジャー立花本店』をオープン。2009年12月23日に引退試合を行いステーキ店の経営に専念ということです。

私は、プロレスのファンですが、デスマッチは好きではないので、著者の試合は、見たことがありません。ただ、その分野では、レジェンドのようです。

今回は、図書館から借りてきて、4日で読みました。あまり期待していなかったのですが、面白かったです。

内容は、「狂牛病騒動、リーマンショック、新型コロナウイルス…どんなピンチも創意・工夫で乗り越えてきた“ミスター・デンジャー”が明かす、固定概念をブチ壊すサバイバル哲学!」ということです。

書いてあることに、嘘はないと思います。元プロレスラーの起業の記録であると同時に、飲食店経営の参考書としても、読めます。「飲食店経営は、大変だなあ」と思いました。私には、できません。ただ、コロナが収まったら、著者の店にステーキを食べにいきたいなあと思いました。