『新宿・歌舞伎町』

投稿者: | 2021年6月12日

かなり前ですが、手塚マキの『新宿・歌舞伎町 人はなぜ< 夜の街 >を求めるのか』(2020年、幻冬舎新書)を、読みました。

私は普段、演劇教育とか児童青少年演劇の本を読んでいますが、ときどき、まったくちがう世界の本を読んでみたくなります。今回は、著書のラジオでのインタビューを聞いて興味をもち、購入しました。

著者は、歌舞伎町でホストクラブ、バー、飲食店、美容室など十数軒を構える「Smappa! Group」の会長。歌舞伎町商店街振興組合常任理事。JSA認定ソムリエ。1977年、埼玉県生まれ。川越高校卒業、中央大学理工学部中退。

97年から歌舞伎町で働き始め、ナンバーワンホストを経て、独立。ホストのボランティア団体「夜鳥の界」を仲間と立ち上げ、深夜の街頭清掃活動を行う一方、NPO法人グリーンバードでも理事を務める。2017年には舞歌伎町初の書店「歌舞伎町ブックセンター」をオープンし、話題にということです。

私は、宝くじに当たったら、新宿の賃貸マンションに住みたいと思っています。韓国の友人が、言っていました。「韓国からの観光客の多くは、新宿に泊まる。銀座でも、丸の内でも、六本木でもない。なぜなら新宿には、劇場や映画館、大きな書店や家電量販店、ネオンの輝く繁華街、日本の文化のすべてが、集約されているから」。

今回は、気分転換をしたくて、一気に読みました。まあまあ、面白かったです。

内容は、「戦後、新宿駅周辺の闇市からあぶれた人々を受け止めた歌舞伎町は、アジア最大の歓楽街へと発展した。黒服のホストやしつこい客引きが跋扈し、あやしい風俗店が並ぶ不夜城は、コロナ禍では感染の震源地として攻撃の対象となった」

「しかし、この街ほど、懐の深い場所はない。職業も年齢も国籍も問わず、お金がない人も、居場所がない人も、誰の、どんな過去もすべて受け入れるのだ。19歳でホストとして飛び込んで以来、カリスマホスト、経営者として23年間歌舞伎町で生きる著者が“夜の街”の倫理と醍醐味を明かす」ということです。

書き下ろしでないせいか、文献にそって歌舞伎町の歴史などを書いている章と、自分の交遊録のような章が、混在しています。また、私はホストクラブには、あまり興味がないので、「歌舞伎町ブックセンター」とか、もっと知りたいなあと思いました。