『高嶋ひでたけの読むラジオ』

投稿者: | 2018年3月11日

高嶋秀武の『高嶋ひでたけの読むラジオ』(2017年、小学館)を、読みました。

私は、ラジオのニッポン放送のヘビーリスナーです。なかでも、『高嶋ひでたけのあさラジ!』は、ラジオレコーダーでタイマー録音をして、2回はくり返して聞いています。そのパーソナリティの本ということで、図書館で借り、期待して読みはじめました。

著者は、昭和17年、神奈川県横須賀市生まれ。明治大学卒業後、ニッポン放送入社。ニュース・情報・スポーツ・芸能と幅広い分野で活躍し、『オールナイトニッポン』、『大入りダイヤルまだ宵の口』、『今日も快調!朝八時』などで、パーソナリティーを担当。

『お早よう!中年探偵団』は19年間続き、早朝の名物番組となった。平成2年、フリーに。現在、『高嶋ひでたけのあさラジ!』を担当、雑誌『サライ』で「当世ラジオ気質」を連載中ということです。

この本は、「当世ラジオ気質」の単行本化。パーソナリティー歴52年というフリーアナウンサーの著者が、ラジオ番組制作の熱い裏側を、笑いとユーモアで活写。人との出会いや仕事での失敗、成功など、共感できて感心するエピソードが満載ということでした。

活字は大きく、読みやすかったです。2週間ほどで、読み終えました。著者のラジオへの愛情は、よくわかりました。ただ、朝のラジオの裏話を期待していたのですが、それほど多くありませんでした。あまり印象に残っているエピソードはありません。

読み返すことはないでしょう。「図書館で借りて、正解だったかな」と思っています。

そして、「3月いっぱいで、『高嶋ひでたけのあさラジ!』は、終了」というニュース。とても寂しい気持ちを抱いています。