ちょっと前ですが、なにかに感動したくて、パソコンの画面で、ストリーミングした映画、『Fukushima 50』(2020年)を見ました。精神科医で作家の樺沢紫苑が、メルマガでほめていて、興味をもっていました。
門田隆将のノンフィクション書籍、『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』を原作に、東北地方太平洋沖地震に伴う福島第一原子力発電所事故発生時に、発電所に留まって対応業務に従事した約50名の作業員たち・通称「フクシマ50」の闘いを描くということです。
ハラハラしながら、見ました。ところどころ、感動的でした。主演の佐藤浩市と渡辺謙は、あくは強かったですが、熱演していました。助演では、安田成美が印象的でした。
見終わってから、「作業員らの決死の行動が、まるで戦時中の特攻隊を彷彿させることは疑問」、「事故の原因に『大自然の猛威』以上の重大要素があるのでは?という問いにも答えていない」という批判があることを知りました。そうかもしれません。
ただ、「多くの人間は、追いつめられると、他の人のために、命を懸けて働くのかもしれない」とも思いました。あの日(2011年3月11日)から、約9年がたちます。