南アフリカでのアシテジ世界大会③-ITYARNの研究大会

投稿者: | 2017年6月6日

今回の南アフリカの滞在の第2の目的は、アシテジ世界大会前に開催された、ITYARN(国際児童青少年演劇研究ネットワーク)の研究大会に参加して、勉強することでした。

ITYARNは、アシテジのグループ会員で、世界大会にあわせて、研究大会を開催します。今回は、5月16-17日。

私の仕事は、アシテジ世界大会の日本人参加者ツアー(49人)を、副団長として、アシストすることだったので、本来ならば、出発から行動をともにするべきだったのですが、勉強のためということで、我儘をきいてもらい、ツアーより2日前にケープタウンにはいりました。

2日間の研究大会は、市庁舎で、午前9時から午後6時まで。1日、5セッションでした。セッションによっては、5つの実践報告や研究発表があり、聴いていて、さすがに疲れました。

全体として、研究発表よりは、プロジェクトなどの実践報告が多かったです。また、児童青少年演劇研究だけでなく、演劇教育に関する発表も、かなりありました。「南アフリカは、イギリスの植民地だったので、イギリスの演劇教育の影響もあるのかなあ」と思いました。

それでも、児童青少年演劇研究の最近の動向は、把握できました。たとえば、セッションのテーマをみていくと、「亡命、難民、移民」(これらの現実や問題を、児童青少年演劇は、どう扱うべきか)。

「障がいと包括」(児童青少年演劇は、どのように障がいを描き、障がい者とともに制作し、観客としての障がい者に配慮するべきか)、「社会認識のための演劇」(児童青少年演劇は、さまざまな虐待、環境問題など、社会認識および変革のためにあるべきか)などがあります。

「児童青少年演劇は、LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、ジェンダークィア)を、どう扱うべきか」といったセッションもあり、その当事者であると説明する発表者もいて、ちょっと驚きました。

それから、日本からは、早稲田大学演劇博物館の飛田勘文君が、研究発表をしていました。それを聴きながら、「私も積極的に、研究発表ができるよう、努力しないといけないなあ」と思いました。