宮崎俊一の『成功する男のファッションの秘訣60－９割の人が間違ったスーツを着ている』 （2011年、講談社）を、読みました。
スーツの基本的な着こなしについて、知りたいと思い、レビューが多くて高評価だった、この本を購入しました。スーツの着こなしについての本としては、２冊目です。
著者は、北海道生まれ。松屋銀座で、紳士服のバイヤーとして活躍。独学でイタリア語を習得して、生地の買い付けに出向き、国内の仕立て職人とともに、企画もする。現在は、大学において、ファッションビジネスの講師も務めているということです。
スーツやシャツなどの着こなしと買い方を、解説した本です。ビジネスファッションは、「人間関係を円滑に進めるための手段」であり、「相手に不快感を与える服装は、絶対に避ける」。「ルールを理解し、スーツ選びに数十分かけることが大事」ということでした。
正直、生地の説明や専門用語は、ちょっと難しく、よくわかりませんでした。ただ最初に、「９割の人は、自分の正しいサイズを把握していない。その多くは、オーバーサイズ。これは、40代以降、バブルを経験した男性に顕著な傾向」と書いてあり、ドキッとしました。
それから、「スーツの数だけ、厚手の木製ハンガーを用意する」、「１日着たら、風を通して、湿気を抜く」、「クリーニングは、シーズンに１回でいい」、「靴の数だけ、シューキーパーを」といったアドバイスは、参考になりました。
読み終わって、「長く使える、すこし高価なスーツや革靴を買いにいこうかな。でも、ダイエットをして、体型を整えることが、先だな」と、思いました。