『バケモノの子』

投稿者: | 2016年8月20日

テレビで録画しておいたアニメーション映画、『バケモノの子』(2015年)を見ました。

細田守監督による、長編オリジナル作品第4作ということです。脚本も、細田が手がけたそうです。前に見た、『おおかみこどもの雨と雪』が予想外によくて、期待してみました。

母親を亡くし一人ぼっちになってしまった少年・九太は、「強さ」を求めて、バケモノたちが住む「渋天街(じゅんてんがい)」に迷い込み、乱暴者のバケモノ・熊徹らとの出会いと修行の日々をとおして、「本当の強さ」とは何かを学んでいく。

月日が経ち、たくましい青年へと成長した九太は、現実の世界で同い年の少女・楓に出会い、無限に拡がる可能性という「新しい世界」の魅力に強くひかれていくのだが、その新しい道を進むためには、大きな事件を乗り越えなければならなかったというストーリーです。

役所広司、宮﨑あおい、染谷将太、広瀬すず、大泉洋、リリー・フランキーら、日本を代表する俳優陣が、声優を務めています。

結論を書くと、いまひとつでした。バケモノの世界という発想は面白いのですが、後半は盛りこみ過ぎて、無理があったかんじです。また、熊徹と九太は、どうしてこんなに怒鳴りあうんだろうと、疑問をもちました。

ただ、細田守は、宮崎駿の後継として期待されているそうです。日本のアニメーション映画をより発展させるよう、頑張ってほしいと思います。