成田-シカゴ間の飛行機で、『コーチ・カーター』(2005年、アメリカ)という映画を見ました。
アメリカらしい映画を見たいと思って選んだのですが、よかったです。実話にもとづくそうです。
アメリカのとある街にあるリッチモンド高校は、落ちこぼれ生徒たちの集まり。大学へいく者は、ごくわずか。卒業した生徒の半分が、逮捕される現状。その高校に、OBであるケン・カーターが、バスケットボール部の新しいコーチとして赴任してきます。
彼はバスケットボールの技術を教えるよりも先に、選手たちとある契約を交わします。それは、「学業で決められた成績以上を残す」「授業には必ず出席する」「試合の日には正装する」といったものでした。
カーターのスパルタ指導には賛同できませんが、信念の強さ、部員への愛情、変革への決意は、ひしひしと伝わってきました。
また、この映画は、CGや編集により上手く見せる演出がほとんどなく、キャストの実際のバスケットボールのプレーを撮影したそうです。コーチ役のサミュエル・L・ジャクソンは、熱演でした。
それにしても、アメリカの高校生をとりまく環境は、大変なものだなあと思います。