河岸宏和の『「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。』(2014年、東洋経済新報社)を、読みました。
ネットで、「覆面食べ歩きレポート」の一部を読んで、興味をもち、購入しました。このような告発本としては、阿部司の『食品の裏側-みんな大好きな食品添加物』を、読んだことがあります。(私は、この本を読んで、市販のミートボールの購入をやめました)。
著者は、大手ハムメーカー、大手卵メーカー、大手スーパー・コンビニ、数々の食品工場での勤務経験があり、「食品業界を知り尽くした男」と評されることもあるそうです。
外食・中食産業の裏側を説明した本です。1か月くらいかけて、読みましたが、面白く、勉強になりました。
ファミリーレストランの、リン酸塩や植物性タンパク質を大量に混ぜこんだハンバーグ。格安ステーキ店の、成形肉に脂肪を注入して着色したステーキ。次亜塩素酸ソーダの液で何度も洗ったカット野菜などは、ショックでした。
料金や手間を考えると、外食や中食の選択を、すぐに変えることはできません。ただ、賢い消費者として、できるだけ美味しくて、からだによいものを、摂っていきたいと思います。