日本演劇教育連盟編集の機関誌、『演劇と教育』の第679号(2015年11月号、晩成書房)を、読みました。
特集は、「演劇教育を学ぶ! 2015」。今年8月1-3日、国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された、第64回全国演劇教育研究集会(全劇研)の報告です。
「しばらく、全劇研には参加していないなあ」と思いました。海外にいるときは参加できなかったし、帰国してからも、7月下旬から8月初旬は、いろいろなところで、講座や公演があり、なかなか参加できませんでした。
その他の理由として、参加者のほとんどが、学校の先生で、研究者の私は、すこし疎外感を抱いたということもあります。また、興味のある先生の講座は、ひと通り受講したということもあります。
ただ、ふり返ると、冨田博之先生や竹内敏晴さんの講演、高山図南雄先生や小谷野洋子さんや正嘉昭先生や小川新次さんのワークショップからは、いろいろと学びました。広島の全劇研では、お酒を飲みながら、平田オリザさんと話をすることもできました。
本や機関誌をとおしてしか知らない先生方の話を聴いたり、実際に教えてもらったり、話ができたりするのは、ありがたい経験でした。
「来年は、ひさしぶりに参加しようかな」と思って、手帳を見たら、どうもアメリカでの調査と重なりそうです。「しばらくは、『演劇と教育』への投稿というかたちで、関わっていこう」と思いました。