テレビで録画しておいた、NHKのEテレの『青春舞台2015』を見ました。第61回全国高等学校演劇大会(第39回全国高等学校総合文化祭の演劇部門)の特集です。
前半は、12の出場校の紹介。後半は、最優秀賞を受賞した、大分豊府高校演劇部の『うさみくんのお姉ちゃん』の舞台でした。
私が、高校演劇のファンになったのは、10年前、内木文英先生に連れられて、国立劇場で開催された、全国高等学校総合文化祭優秀校東京公演を見てからです。その時に見た、青森中央高校の『修学旅行』(畑澤聖悟の脚本・演出)は、本当に面白くて、私の「高校演劇は、暗くて重い」というイメージを、根底から覆してくれました。
それ以来、8月最後の週末に、国立劇場に高校演劇を見にいくことが、楽しみとなりました。ただ、今年は予定があわなくて、残念ながらテレビでの鑑賞です。(できれば、5校の公演を、劇場で見たかったです)。
最優秀校の公演は、アンパンマンに似ているという気が強くて粗雑だけれど面倒見の良い宇佐美くんのお姉ちゃんが、中学時代のトラウマで女子といるとお腹が痛くなってしまう溝呂木くんと出会うことで巻き起こる、学園コメディでした。
それほど、笑い続けたわけではないし、「アンパンマンの歌に、乗っかりすぎている」という批判もわかります。ただ、楽しんで、見終ったあとに、元気になれる公演でした。
来年は、8月最後の週末、国立劇場にいこうと思います。(スケジュール表に、書きこみました)。