昨日は、敬愛大学で、「言語教育研究会(ケネス・グッドマン原書講読会)」の第4回研究会がありました。千葉大学名誉教授の首藤久義先生を囲んで、Kenneth Goodman の『What’s Whole in Whole Language?』を読んでいく研究会です。
参加者は5人。これくらいがいいのかもしれません。
「文法は、言語のシステムである。これは、子どもが就学前に、体験から内にとりこむ、もっとも大切なことである」ということでした。なるほどと思いました。
また、「ホールランゲージの教育課程は、すべての言語をあつかう学校の責任を受けいれる。たとえば、パソコンや他の機器への(あるいはとおしての)コミュニケーションの形式などを含む」ということでした。
これは、パソコンのメールとか、スマートホンの絵文字とかも、含むということです。筆者は、携帯電話のない時代に、未来を予言していたんだなあと思いました。
それから、読書感想文の評価の仕方とか、小学校における横書き文書の教えかたとか、聞いていて面白かったです。参加者のパソコンのデータのバックアップの方法も、参考になりました。
普段教えていると、ときどき無性に、仲間と机を並べて学びあったり、先生から教えてもらったりといった環境を、欲することがあります。研究会は、私にとって、貴重な学びの場です。