『演劇と教育』(第674号)

投稿者: | 2015年7月2日

日本演劇教育連盟編集の機関誌、『演劇と教育の第674号(2015年5月号、晩成書房)を、読みました。

特集は、「さぁ、始めよう! コミュニケーション教育」。日本演劇教育連盟が初めて取り組んだ文部科学省委託事業の報告などが、載っています。

民間教育研究団体というと、文部科学省などの公的な団体とは、一線を引いて、独自に活動するというイメージがありますが、協力しあえる部分は協力すればいいと思います。大事なことは、「それが子どもたちの健やかな成長と学びに寄与するか」ということでしょう。

それから、報告を読んでいて、「自分はしばらく、演劇教育の実践から離れているなあ」と思いました。

教育は医療と同じで、研究と実践は、コインの裏表のようなものです。私も、実践のできる研究者を目指していたのですが、気がつくと、実践から離れて長いです。

まあ、「日本の演劇教育の発展に貢献したい」という気持ちは変わっていないので、いまいる場所で、いまできることをしていくしかないのでしょう。