すこし前ですが、アマゾンのプライムビデオで、『ドーナツキング』(2020年、アメリカ)を見ました。400円。ワタミの渡邉美樹が、ラジオで紹介していて、興味を持っていました。
私のドーナツとの出会いは、「ミスタードーナツ」でした。千葉に開店した時、「オールドファッション」というドーナツを、食べたことがあります。また、アニメの『ザ・シンプソンズ』に影響をうけて、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が、新宿に開店した時、「オリジナル・グレーズド」を、食べにいったりもしました。
それから、カナダにいた頃は、「ティム・ホートンズ」というドーナツ・チェーン店で、「チキンサラダ・サンド、ハニークーラー、コーヒー」のセットを、よく食べました。手軽で、安かったからです。
現在は、積極的に、ドーナツは食べません。「小麦粉、砂糖、油からできている。ダイエットの大敵」と思っているからです。ただ、カナダやアメリカで、食文化としてのドーナツが浸透していることは、感じていました。
映画は、アメリカで「ドーナツ王」と呼ばれるカンボジア人男性、テッド・ノイの人生に迫った、ドキュメンタリーです。「年間のドーナツ消費量が約100億個にもなるドーナツ大国アメリカでドーナツ店の経営に乗り出し、約22億円の資産を築いて全米の“ドーナツ王”となったカンボジア人男性がいた」
「テッド・ノイ、皆が羨むアメリカンドリームを掴んだ彼だったが、派手な過ちを犯し思いもよらぬ方向へ」ということです。映画のなかでは、「カンボジア内戦、難民問題、さらには大手チェーン店VS個人経営店の米ドーナツ事情まで」、いろいろなエピソードが描かれていきます。
面白かったです。「人生、いろいろだなあ」と思いました。また、「アメリカで、ドーナツが根づいたのは、高速道路ができて、アメリカ人の多くが、車で通勤するようになり、朝食に、道路に面したドーナツ店で、ドーナツ2個とコーヒーをテイクアウトし、車の中で食べるようになったから」というのは、なるほどと思いました。
見終わって、ひさしぶりに、ドーナツが食べたくなりました。