アシテジ世界大会・未来フェス⑥-ワークショップ(後編)

投稿者: | 2021年5月6日

アシテジ世界大会 / 未来フェスでは、会議と舞台芸術公演のほかに、専門家による、ワークショップやフォーラムも、プログラムのなかに組みこまれます。

私が、世話人として担当した、9つのワークショップのふり返りの続きです。

山猫団(長井江里奈)の「はじまりのダンス」は、人から教わるのではなく、自分から生まれるダンスを優しく引き出してくれるワークでした。参加者の平均年齢が、とても高い状況で、「ダンスはきついなあ」と思いながら参加したのですが、こちらにあわせてくれて、ありがたかったです。

照屋洋(日本演劇教育連盟)の「演劇教育の可能性を考える」は、ムーブメントやダンスを体験しながら考えるというものでした。中学生や高校生の参加もあって、刺激を受けながら、参加できました。

楠原竜也の「からだで表現あそび〜離れていてもつながろう!〜」は、からだをめいっぱい使って、トンネルをつくったり、目と目を合わせて動いたり、ダンスでコミュニケーションするものでした。お母さんといっしょの乳幼児の参加もあり、動くのは大変でしたが、楽しいワークでした。

かかし座(飯田周一ほか)の「手影絵に挑戦!(Hand Shadow Workshop)」は、数々の手影絵の作り方を学び、体験するものでした。グループに分かれての簡単な成果発表もありました。なかなか難しかったですが、日本在住のアメリカ人の女の子が、楽しそうに参加していたのが、印象的でした。

全体としては、ダンス系のものが多く、ワークの2日後には、筋肉痛がでたり、膝が痛くなったりもしました。ただ、ひさしぶりのワークショップは、楽しかったです。自分が学生だった頃、日本で、イギリスで、カナダで、さまざまなワークショップに、積極的に参加していたことを思い出しました。