日本演劇教育連盟編集の機関誌、『演劇と教育』の第700号(2017年12月号、晩成書房)を、読みました。
1954年10月の創刊。通算700号というのは、すごい数字です。演劇が教育課程にきちんと位置づけられていないなか、毎月、機関誌を編集してきた委員や出版社は、誇っていいと思います。敬意を表します。
ただ、来月号からは、月刊でなく、隔月刊になるということ。「無理のない刊行周期となるのかなあ」と思いつつ、「もし原稿が溢れていたら、隔月刊にはならないだろう。ある意味で、組織としての活動の衰退か」とも思います。
まあ、読むペースが刊行に追いつかなかった私としては、いいことかもしれませんが。
それから特集は、「これからの演劇教育」。小学校、中学校、特別支援学校の教員、大学の研究者が、原稿を寄せていました。
それぞれの気持ちは伝わりましたが、未来に向けての斬新な演劇教育のヴィジョンを、受けとることはできませんでした。
それでは、私に何ができるのか。私は何をするべきなのか。自問自答は、続きます。