地曳いく子の『服を買うなら、捨てなさい』(2015年、宝島社)を、読みました。
『フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣~』のレビューを書くのに、アマゾンのページを見ていて、評価がかなり高いこの本を見つけ、購入しました。
著者は、1959年生まれ。ファッション誌で、キャリア30年超を誇るスタイリスト。数多くの女優のスタイリングも手がけ、「着やせ」など実用的なテーマに定評のある、「大人の女性」の服選びの第一人者ということです。
バブルの頃に20代を過ごし、毎日服を変えることを当たり前と思ってきた、50歳前後の女性をおもな対象に、ファッションについて提案した本でした。
読みやすかったです。「流行やトレンドとは別に『自分が本当に好きなスタイル』を見つけていくこと」、「そのためには、イマイチな服は処分して少数精鋭主義でいきましょう」ということでした。
私の場合、ワイシャツは、白しか持っていないし(ストライプは嫌い)、スーツは、紺か黒しか持っていません(グレーは嫌い)。カジュアルも、白のオックスフォードシャツと、紺のジーンズです。
経験から、これらの色が似あっていると思っているし、安価でどこでも買えるので、いろいろ迷わなくて済みます。「それで、いいんだ」と納得することができました。これが、いちばんの収穫です。
また、「1年着なかった服は、捨てたほうがいい」ということで、いくつか、処分しました。ワードローブが、すっきりしました。