一昨日(12月24日)、レンタルした映画のDVD、『幕が上がる』(2015年)を見ました。
平田オリザの同名の青春小説の映画版です。(私は、原作も読みました)。レビューもよく、平田とももいろクローバーZが組んだ、高校演劇の映画ということで、興味をもっていました。
いままで、2度ほどレンタルしていながら、期限内に見ることができず返却していて、「今年のクリスマスは、絶対にこれを見よう」と決めていました。
やっと見られた映画ですが、よかったです。ここ数年、8月最後の週末に、国立劇場で、高校演劇の優秀校公演を見るのを楽しみにしていますが、その雰囲気が伝わってきました。
地方都市の弱小の高校演劇部が、かつて「学生演劇の女王」と持て囃されたことのある新任の美術教師から指導を受けて、全国大会を目指していくというストーリーです。
私は、演劇部に所属したことはありませんが、うまく高校生の生活を描いていると思いました。
ももクロのメンバー、とくに主演の百田夏菜子は、熱演でした。そして、美術教師役の黒木華、国語教師役の志賀廣太郎は、存在感がありました。
ムロツヨシ、清水ミチコ、天龍源一郎など、個性の強すぎるタレントの出演もあったし、主役の百田の夢の描写には、違和感も抱きましたが、高校演劇やももクロのファンでなくても、楽しめる映画だと思います。