勝間和代の『効率が10倍アップする新・知的生産術-自分をグーグル化する方法』(2007年、ダイヤモンド社)を読みました。
勝間和代を有名にした、初期の自己啓発書の3冊目です。ほぼ2日で読めました。わりとくり返しがあるので、読みやすかったです。
「知的生産性、特に情報のインプットおよびアウトプットの方法を飛躍的に上げる技術」について、書かれた本です。盛りこみ過ぎのところ、古い情報もあり、評価はそれほど高くありません。
最初に、「情報主義の社会では、より情報を持つ人=賢い人が、情報を持たない人=賢くない人から、合法的に、お金を巻きあげている」と、書いてあります。なかなか刺激的です。
ただ、鳥居裕一も、「本当にお金を稼ぐには、質の高い情報が不可欠。お金持ちは、自分たちだけの情報を、共有している」と述べています。
いちばん印象に残ったのは、「インプット力を高める技術」として、「マスメディア情報を減らし、実体験、他者体験、良書を3大情報源とする」と書いてあったこと。
著者は、「月に50-100冊の本を読み、10-15万円を使っている」そうです。そういえば、私がここ数年影響をうけている、本田健や樺沢紫苑も、大量の本を読んでいます。
あとは、「知的生産の成果を使った人脈作りでの一番の基本」として、「見返りをまったく求めずに、情報を他者に発信し続ける」と書いてありました。研究の場合、微妙な部分もあるのですが、もっと情報の発信をしていこうと思いました。