藤田紘一郎の『腸内フローラ 医者いらずの驚異の力』(2015年、宝島社)を、読みました。書店の健康本の棚で、見つけたものです。
「腸内フローラ」は、ブームのようです。いちばん目立っていたのは、NHKスペシャル取材班の『やせる! 若返る! 病気を防ぐ! 腸内フローラ10の真実』だったのですが、読みづらそうだったので、やめました。
かわりに、たくさん並んでいた著者の本から、読みやすそうなものを選びました。著者は、東京医科歯科大学名誉教授。1日に1章ずつ読んでいったのですが、まあまあでした。
「腸内フローラ」とは、「腸内細菌の織りなす生態系。1000兆個の腸内細菌叢」。成人の菌の重さは、約2キロ。大便の80%は、水分。10%は、死んだ腸内細菌。5%は、剥がれ落ちた腸粘膜。食べかすは、わずか5%ということでした。
「腸内環境を整える」とは、「よい菌のバランスを多くする。善玉菌と悪玉菌のパランスを整える」ことだそうです。発酵食品(ヨーグルトや納豆)、食物繊維(穀物や根菜)、オリゴ糖(バナナや蜂蜜)がお勧めということでした。
とりあえず、腸内環境を整える食事を心がけようと思いました。