インターネットの動画配信で、『神様はバリにいる』(2015年)という映画を見ました。
原案は、クロイワ・ショウが執筆したエッセイ、『出稼げば大富豪』。クロイワがバリ島で出会った、「兄貴」こと丸尾孝俊が、主人公のモデルとなっているそうです。
新宿の紀伊國屋書店の自己啓発本コーナーで、原作(シリーズになっている)を見たことがあり、(読もうとは思いませんでしたが)、興味をもっていました。
またラジオで、松任谷由実が、「神々が宿る島、バリにはいきたい。ただ、パワーが強くて、自分のエネルギーをとられそうで怖い」と話していて、バリ島そのものにも、関心を持っていました。
今回は、気楽に見られる映画として、見はじめました。感動するまではいかなかったですが、楽しく見ました。
ビジネスに失敗した元女社長の祥子は、失意のなかバリ島へ。そこで日本人の大富豪アニキと出会い、お金持ちになる成功哲学を学ぶために、弟子入りするという話です。
映画のなかで、アニキの成功哲学が語られるのですが、一言でいうと、「利他の心」(他人に利するように働くと、やがてそれが返ってくる)。それほど、新しいものではありませんでした。
主演の堤真一は、ちょっと個性が強すぎ。玉木宏は、さわやかでした。尾野真千子は、まあまあ。見終わって、「いつかバリ島にいきたいなあ」と思いました。