テレビで録画しておいた、『ユーミン×帝劇 あなたがいたから私がいた』を、見ました。
『ユーミン×帝劇』の第2弾ということです。実は、前作の『8月31日~夏休み最後の日~』を、テレビで見ていて、印象が薄いことから、あまり期待しないで見ました。
松任谷正隆の脚本・演出の舞台は、前回とそう変わりません。歌っているのは松任谷由実だけなので、コンサートと演劇のコラボというかんじです。
ただ脚本が、前回よりよかったです。現代と戦争の時代を行き来しながら、3人の男女の友情と恋愛が、描かれていきます。
「ストーリーを、盛りこみ過ぎ。もうすこし、それぞれのエピソードなどがあれば」という批評もあるようですが、それほど気になりませんでした。
3人の若い時代を演じた、比嘉愛未、福田沙紀、渡部豪太は、新鮮でした。石黒賢、藤真利子らの脇役も、重厚でした。
そして、松任谷由実の歌が、やはりいい。別に、美人とも、歌がうまいとも思いませんが、人々の記憶に刻まれる曲を書ける人です。
ラストは、「春よ、来い」の流れるなか、舞台に桜の花びらが舞い散ります。ぐっときました。