藤本宏人の本、『お金の秘伝』(2024年、サンマーク出版)を読みました。
著者は、日本良学株式会社代表。神社に所属しない「高等神職階位・明階」保持者にして、35年以上、年間30か所以上の神社・寺院、郷土史家への取材と奉賛を行う、日本の文化・歴史・精神を研究する「ご利益」の専門家。海外のVIP専用「神社マスター」として、「4時間30万円以上の個別セッション」を年間80組以上実施。
毎日の「暦中段・暦下段・大陸系暦」の良いところだけを抽出してお伝えするメルマガ、『ご利益1万倍のこよみメール』も開始し、宣伝を一切せず、初動で登録者数1000人を突破。「100年後に、世界中の人々が、日本というパワースポットで、祈りを捧げる状況となっていること」をミッションとして活動を展開しているということです。
鳥居祐一さんのメルマガで、存在を知り、著者のメルマガは、かなり長いこと、毎朝、読んでいます。私が暦に興味をもつようになったのも、著者の影響が大きいです。「一度、藤本さんのガイドで、伊勢神宮に、正式参拝したい」と思ってきました。
今回は、メルマガで出版を知り、アマゾンで購入。1日10分くらい、すこしずつ読んできました。「海外VIPがこぞって教わりにやって来る、日本古来の口伝、ついに公開! 神社参拝から開運日、掃除、財布、スマホ、人間関係、贈り物まで。今日からお金が、たくさん入り、ムダ遣いがなくなり、しっかり残る!」ということです。
感想は、微妙です。第1部は、いいです。「誰も教えてくれなかった金運の正体」ということで、金運を上げる、いろいろな生活のヒントが紹介されています。
「金運に効く神社は、駐車場が大きい」とか、「長財布と折り財布。普段使いは、『持ちやすさ』でOK!」とか、「神社では、『お導きください』と委ねる」とか、「玄関は、靴はしまって、鏡を置く」とか、「急な大金が舞い込んできたら、誰にも言ってはいけない」とか、「住んでいる土地の神様を、大切にする」とか、わりとよく聞く助言が並んでいます。
問題は、第2部。「1日1分で金運は上がる」ということで、「最強の奥義:身(からだの動作)・口(声に出すべき言葉)・意(思い浮かべるイメージ)」が紹介されているのですが、私にはすこし怪しい動作と呪文に思えます。ちょっと試みる気になれません。
まあ、納得してとりいれられるヒントだけ、実行に移していこうと思います。