先週末に『香川1区』という映画を見て、そこに出ていた、和田靜香の『選挙活動、ビラ配りからやってみた。「香川1区」密着日記』(2021年、左右社)を、読んでみたいと思いました。図書館で、すぐに借りられました。
著者は、相撲・音楽ライター。1965年、千葉県生まれ。著書に、『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』(左右社)。『コロナ禍の東京を駆ける-緊急事態宣言下の困窮者支援日記』(共著、岩波書店)で貧困ジャーナリズム賞を受賞。女性の政治参画について調べていきたいということです。
「『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』で小川淳也と1年間対話(ときどきバトル)を繰り広げた和田靜香が、今度は選挙に密着! 2021年衆院選。映画で注目の選挙区「香川1区」で、“選挙のリアル”を追った14日間」ということです。
日記と対談と鼎談と選挙演説の組み合わせで、読みやすかったです。2日で読みました。著者の素朴な疑問から始めているので、ありがたいです。写真も、よかったです。日本の選挙について、理解がまた深まりました。
意外だったのは、小泉今日子(歌手、俳優、制作会社『明後日』代表。1966年生まれ)が、鼎談に参加していたこと。「単なるアイドルから、変わってきているんだ」と思いました。
著者とは、同世代だし、シングルで、収入が少なくて、スーパーが大好きというところも、似ています。もうすこし、読んでみようと思います。