『僕はメイクしてみることにした』

投稿者: | 2022年5月21日

かなり前ですが、糸井のぞの漫画、『僕はメイクしてみることにした』(2022年、講談社)を読みました。「アマゾンのお勧め」で出てきて、購入。すこしづつ読んでいって、3週間くらいで、読み終えました。

「VOCEウェブ発のマンガ連載、累計1000万PVの大反響!!! 待望の単行本化」ということです。

ストーリーは、「前田一朗、38歳、独身。平凡なサラリーマン。ある日、自分の疲れ切った顔とたるんだ体を見てショックを受けた一朗は一念発起、スキンケアやメイクを始めてみることに!

コスメ大好き女子の“師匠”タマとの出会いや、ノーメイクを選択する同僚の真栄田さんとの交流を通して、一朗は自分を労ることの大切さやメイクの楽しさに目覚めていく。そして、男らしさの呪縛にとらわれる親友の長谷部と衝突するのだが」というものです。

自分の美容の変遷と重ねあわせながら、楽しく読みました。

私の美容との出会いは、遅いほうでした。(整髪料を買ったのも、大学生になってからです。それまでは、冬のお風呂あがりに、ニベアのクリームを、顔や手につけるくらいでした)。

美容との最初の出会いは、20歳の頃、ビオレの洗顔フォーム・クールです。「ニキビの予防になるかもしれないし、暑い時期に、さっぱりするかな」と思って、試しに買ったのですが、肌がつっぱらず、すべすべになって、衝撃を受けました。

次の出会いは、30歳の頃、眉毛と爪のケアでした。ナショナルの眉毛カッターを買ったり、コンビニで、眉毛のケアキットを買ったりしました。また、男性も施術してもらえる、ネイルサロンをさがして、いってみたりもしました。

その次は、40歳の頃、自分の肌の衰えを感じて、「何かしなければ」と、いくつか本を読んで、マツモトキヨシにいきました。男性用のコーナーには、美容製品は、ほとんど並んでいませんでした。女性用のコーナーには、「化粧水」、「乳液」、「美容液」、「パック」などが並んでいましたが、どれを選んでいいかわかりません。

とりあえず、いちばん簡単そうで、安価だった、ビオレの「うるおいジェリー・しっとり」を買いました。お風呂あがりにつけてみたら、翌朝、肌がもちもちしていて、これまた衝撃を受けました。

現在、眉毛や爪のケアはあまりしませんが、洗顔フォームとうるおいジェリーは、続けています。漫画の主人公のように、海外のブランドの化粧品を買ったり、ファンデーション以上の化粧をしたりはしません。

ただ、テレビを見ていると、YOSHIKI、GACKT、ROLANDなど、男性でも、しっかりメイクをしています。時代は、変わったなと思います。大事なことは、この漫画のテーマでもあるように、「性別も年齢も関係なく、誰でもメイクを楽しんでいいし、メイクをしない自由もある」ということでしょう。