にしのあきひろの絵本、『オルゴールワールド』(2012年、幻冬舎)を、図書館から借りて、読みました。著者の本は、5冊目です。
にしのあきひろ(西野亮廣)は、1980年生まれ。「絵本『Dr.インクの星空キネマ』で世間を驚愕させ、『Zip&Candy ロボットたちのクリスマス』で泣かせた、感動クリエイター」ということです。ちなみにこれが、著者3冊目の絵本。
「空中帝国に住むカンパネラ少年は、はるか下の地上にある深い森に、少女を見つける。 彼女に恋をしたカンパネラは、一度だけ、森で彼女と過ごすことが許されたが、所詮、かなわぬ恋。それでも、二人はつながっていたかった」
「カンパネラは、それから50年かけて、大きなラッパを作り続けた。50年かけてようやく完成したそのラッパで、カンパネラはいったい何をしようというのか―? 」
「タモリの発案を、キングコング西野が物語に仕立て、さらに黒いペン1本で絵本にした。各界から評価の高い、にしのあきひろの絵本の最高傑作」ということです。
絵は、前の2冊より、緻密になっています。お話は、分かりやすい、ショートショートのようなかんじです。「『風の谷のナウシカ』と、設定が似ている」と思いました。読後感はいいです。
ただ、著者の本は、もういいかなというかんじです。いったん、離れます。