前田裕二のビジネス書、『人生の勝算』(2017年、幻冬舎)を、読みました。
西野亮廣が、著書のなかで推薦していて、また、「女優の石原さとみとつきあっている」という芸能ニュースも聞き、興味を持っていました。
著者は、1987年東京生まれ。2010年に早稲田大学政治経済学部を卒業後、外資系投資銀行に入社。11年からニューヨークに移り、北米の機関投資家を対象とするエクイティセールス業務に従事。
その後、事業立ち上げについて、就職活動時に縁があった株式会社DeNAのファウンダー南場に相談したことをきっかけに、13年5月、DeNAに入社。15年8月に当該事業をスピンオフ、SHOWROOM株式会社を設立。現在は、代表取締役社長。
SHOWROOMとは、「アーティスト、アイドル、モデルなどの配信が、無料で視聴・応援できる。そして、誰でも配信者になれる。画期的な仮想ライブ空間」ということです。
内容は、「いま、最も注目される若き起業家が、生きていくための路上ライブで身につけた人生とビジネスの本質を、すべて明かす。SNS時代を生き抜く為に必要な“コミュニティ”の本質と、SNSの次の潮流であるライブ配信サービスの最前線がわかる」ということでした。
深夜、一気読みでした。若い頃に、メンターについて、寝食を忘れて、仕事をしたのは、藤田晋などの起業家と同じです。(成功者としての回顧録というのを、差し引いても)。
興味深かったのは、西野亮廣の本でもふれられていた、セカンドクリエイターの存在でした。また、仮想ライブ空間という事業も、中国の事業の模倣からはじめたということでした。
日本においても、起業家がでてくる土壌ができてきたという気がします。