西野亮廣のビジネス書、『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』(2016年、主婦と生活社)を、読みました。
『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』が面白かったので、図書館にリクエストして待つことをせず、アマゾンで買いました。
「漫才師、絵本作家、イベンター、校長、村長、ついには上場企業の顧問にも就任! 肩書きを自由に飛び越える芸人界の異端児が書く、レールからハミ出す人のためのビジネス書」ということです。
ただ今回は、一気に読めませんでした。「自分だけの仕事の作り方・広げ方」、「本当のお金の話」、「常識の覆し方」、「エンタメの仕掛け方」と、テーマが散らばっていたのが、大きいと思います。
興味深かったのは、セカンドクリエイター(「客ではあるけれど、制作にも少しタッチしていますよ。いや、むしろ制作にタッチしているからこそ、熱心な客なんですよ」という、ラジオでいうところの”ハガキ職人”のような人たち)の説明。そういう人たちは、増えていると思います。
著者について、すべてにおいてすごいとは思わないけれど、「おとぎ町」という町までデザインしてしまうのは、やはり秀でていると思います。
いままでは、漠然としていた、クリエイターという仕事が、なんとなくわかってきました。