日本演劇教育連盟編集の機関誌、『演劇と教育』の第696号(2017年7月号、晩成書房)を、読みました。
特集は、「かんがえて 子どもに一番いいことを-生かそう『子どもの権利条約』」。日本がこの条約を批准してから、20年余りということです。
条約の全文を読んだわけではありませんが、かなり先進的、また肯ける内容だと思います。とくに、第31条を大切に思っている、児童青少年演劇関係者は、多いようです。
「第31条.1 締約国は、休息及び余暇についての児童の権利並びに児童がその年齢に適した遊び及びレクリエーションの活動を行い並びに文化的な生活及び芸術に自由に参加する権利を認める」
「第31条.2 締約国は、児童が文化的及び芸術的な生活に十分に参加する権利を尊重しかつ促進するものとし、文化的及び芸術的な活動並びにレクリエーション及び余暇の活動のための適当かつ平等な機会の提供を奨励する」
とくに、福島や熊本の子どもたちと遊びの実践報告を読んで、「被災地では、子どもの権利を保障するのは、なかなか大変だなあ」と思いました。
あと、吉田哲夫さんの映画の鑑賞報告を読んで、「まだ元気でいらっしゃる」と思い、うれしくなりました。(全国演劇教育研究集会の講座で、何度も、ごいっしょしたものです)。