舘ひろし、柴田恭兵主演の映画、『さらば あぶない刑事』(2016年)を、見ました。今年になって、テレビで放映していたのを、録画しておいたものです。
高視聴率を記録したテレビドラマから、派生した映画の第7弾。あぶない刑事シリーズのラストを飾る劇場作ということです。
定年退職を5日後に控えたタカとユージ。そんな中、冷血非情なキョウイチ・ガルシア率いる中南米の犯罪組織BOBが、横浜に進出、捜査を進めるタカとユージにも、危険が迫るというストーリーです。
派手なアクションとアドリブ満載の愛すべき掛け合いは、そのままでした。ただ、ストーリーは単純で、薄っぺらいです。ラストも、消化不良でした。あと、浅野温子と2人の絡みを、もっと見たかったなあと思いました。
でも、舘ひろし、柴田恭兵、吉川晃司は、同世代ですが、かっこよかったです。彼らのような、ちょい悪オヤジを目指したいと思いました。
あと、誰かが、「アメリカの映画ファンの多くは、そこに社会性やシリアスさをもとめるが、日本の映画ファンの多くは、そこに娯楽性と非日常性をもとめる」と書いていましたが、そうかもしれないなあと思いました。
夏休みの週末の夜に、ビールとペパロニ・ピザを片手に、ソファに寝転がって見るには、いい作品かもしれません。